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名前 最終パラメータ 技 成長過程 よく付けられていたタグ 解説 48杯(仮)戦績 コメント ウンディーネ種← →ジョーカー種 名前 バルバンバルス 元ネタ アニメ「天空の城ラピュタ」より、滅びの言葉「バルス」+70年代スーパーロボットっぽく ゴビ main ゴーレム sub ヘンガー 適性・初期能力 寿命 成長 移動 G回復 ライフ ちから かしこさ 命中 回避 丈夫さ ヨイワル 初期能力合計 330 普通 D 17 C A C D D B 60 100 170 120 80 60 140 670 しゃてき得意 オイリーオイルを与えるとストレス減 家系図 ベース サブ テトロドときこ(ポワゾン) ロズウェル(ヒューイ) T-26000G(ヒューイ) イワオ(ゴーレム) バルバンバルス(ゴビ) 好き嫌い 好き 遊ぶこと 嫌い ゼリーもどき 最終パラメータ 6歳 6ヶ月 1週 ライフ Lv.15 _______ 713 ちから Lv.19 _________. 933 かしこさ Lv. 6 ___ 268 命中 Lv.10 _____ 481 回避 Lv. 9 ____ 417 丈夫さ Lv.16 ________. 792 total 3,604 Lv.75 体型 激デブ ヨイワル 激ヨイ 最終戦績 戦績 49戦 45勝 4敗 35KO 勝率 0.918 KO率 0.777 総賞金額 88300G 状態変化 名称 発動条件 効果 底力 ライフゲージが黄色(30%以下)になる。ヨイワル度が高いほど発動確率が上がる。 与えるダメージが2倍になる。 我慢 3回連続で相手の攻撃がヒットする。 ガッツ回復速度が1.5倍になる。受けるダメージが2/3になる。与えるダメージが半分になってしまう。 技 +得意技 ビンタ 得意技 ビンタ 距離 技名 種類 タイプ 消費G ダメ|ジ 命中 Gダウン クリ率 備考 隣接 キック バランス 力 12 C(24) D(-14) ― E(5) ビンタ 命中重視 力 17 C(22) C(0) E(5) E(5) アッパー 大ダメージ 力 21 A(45) E(-18) E(5) E(5) 近距離 パンチ バランス 力 10 D(19) D(-9) ― ― でこぴん クリティカル 力 18 C(29) D(-7) D(10) A(25) 合掌 クリティカル 力 26 B(33) D(-12) D(13) C(18) 掌打 大ダメージ 力 24 B(31) D(-5) D(12) E(5) 中距離 大ビンタ 命中重視 力 23 C(26) B(2) E(9) E(5) ビンタ50回使用後修行 フライングプレス 大ダメージ 力 30 S(65) E(-20) D(17) C(15) 技失敗時自爆ダメージC(20) タックル 命中重視 力 26 B(30) B(1) D(11) E(5) ぐるぐるアタック 超必殺 力 50 S(64) E(-16) B(38) D(10) 遠距離 ロケットパンチ 超必殺 力 50 B(38) D(-5) B(38) C(15) ヨイ技(+20) 竜巻アタック 超必殺 力 50 S(78) E(-16) C(21) D(10) 成長過程 動画一覧 その2 Part1 Part2 Part3 Part4 Part5 Part6 Part7 http //www.nicovideo.jp/watch/sm2460183 解説画面BGM 『飛空艇 ヒルダガルデ』 (ゲーム「ファイナルファンタジーIX」ヒルダガルデ乗船時BGM) 反省画面BGM 『チュートリアル』 (ゲーム「ファイナルファンタジータクティクス」チュートリアル時BGM ゲーム中のサウンドテストでの曲名は、『辺境警備隊』) よく付けられていたタグ うp主の夢、ゴーレムの嗜み セクハラにビンタ 奇跡の闘魂ビンタ 逆オワタ式 指先ひとつでダウンさ ジブリでやれ 飛鳥文化アタック 病院送り動画(SP1) バルスは二度飛ぶ さらにバルスは三度飛ぶ モンスター殿堂で僕と握手!! 反応炉に異常をきたしたバルス 解説 彼の育成以降、アスタウンド戦において「バルス!バルス!」というコメントが見られる。 人違いです。 ついでに言うと砂漠修行のサンドゴーレムも人違いです。 48杯(仮)戦績 +ネタバレ注意 予選Dブロック 試合 対戦相手 試合結果 備考 第1試合 対スズキ=ケイ戦 判定勝ち 残ライフ率16.6% 相手残ライフ率5.9% 第2試合 対ワギれもん戦 KO負け 試合時間52秒 決まり手:ダックミサイル 第3試合 対クレオソート戦 判定負け 残ライフ率11.6% 相手残ライフ率100% 第4試合 対バンダイン戦 KO負け 試合時間45秒 決まり手:パンチ 第5試合 対マギーしんのすけ戦 判定負け 残ライフ率12.6% 相手残ライフ率100% 対戦結果 1勝 4敗 0KO予選Dブロック6位 戦績 予選敗退 コメント ジブリでやれ はB公式のvsロベニール(王蟲)戦 -- 名無しさん (2008-08-13 10 13 39) ほぼダメージC以上か。 -- 名無しさん (2008-09-04 07 06 39) こう命中低いと、状態変化「混乱」(特定の技を受けると発動。意味不発動率が上昇する。)みたいなのがあればなぁって思う。まぁあった所でそれを引き起こしそうな技がゴーレムになさそうだが…。 -- 名無しさん (2008-10-12 07 37 28) 命中的にGDくらうと相当つらい戦闘になるな、ガッツ補正をAIがうまく使えればなぁ -- 名無しさん (2009-01-27 19 45 55) でこピン強いな。ただいつも思うがクリティカル技の使い時が分からん… -- 名無しさん (2009-02-12 22 49 10) バルスとマドラー、テルテルがG回復17で、次がペスカ、ボルヴィ、プレパ、王子、ニコフの16か -- 名無しさん (2009-02-28 16 03 23) ↑↑ クリティカル技はモンスターによって全く使えないor万能のどちらかに分かれるからな ちなみにゴーレムのでこぴんはポン拳に並ぶチート性能 -- 名無しさん (2009-03-01 19 08 43) でこぴんはゴーレムのG補正があって生きてくる技だけどね -- 名無しさん (2009-04-02 21 38 21) おまけはおまけだがこの戦績は少しな。もう少し命中を上げるべきだったのだろう -- 名無しさん (2013-03-31 23 45 46) 基本的に80~90↑くらいまでG貯めて使えばいいよ。クリ技も大ダメ技も運用差がない、ゴーレムの場合は特に -- 名無しさん (2013-05-04 16 23 31) 名前 コメント
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http //hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1341143066/ 清澄麻雀部 部室 咲「こんにちはー」ガチャ 咲「あれ?一番乗りかな...?」キョロキョロ 咲「誰かいるかと思ったんだけどなぁ...どうしようかな...」 咲「!」 咲「そうだ。借りてた本があったんだっけ...」 咲「最近、麻雀が忙しくなってきて、あんまり本も読めてないしね…」 咲(麻雀やっぱり面白いからなぁ。京ちゃんに誘われて良かった。) 咲(そ、それに!放課後も京ちゃんと居られるし///…京ちゃんほぼ雑用だけど。) 咲「ま、皆が来るまで読書でもしてよう」ペラペラ 咲「さて、どこまで読んだかなと」ペラペラ ……… …… … ガチャ 京太郎「うぃーす。」 咲「あ、京ちゃん」 京太郎「おー咲。何だ一人だけなのか?」 咲「うん。部長とかもいなくてね。それで本読んでたの」 京太郎「おお。久しぶりの文学少女モードか!やっぱ咲はそっちのがしっくりくるなぁ」 咲「えへへ。最近本読む時間とかも無かったしね。」 京太郎「そうだな。なんか高校入った頃を思い出すなー」 咲「京ちゃん…なんかお爺ちゃんみたいだよ?」 京太郎「んー?失礼な事を言うのはこの口かー?」グリグリ 咲「やっやめふぇよぉ…」/// 京太郎「おらおら、ここがいいのかー?」グリグリ 咲「ほっへたぐりぐりしないでよ…///というか何か意味変わってきてるよ!」 京太郎「はっはっは。よいではないかー」グリグリ 咲「うぅー」/// ガチャ 久「遅れてごめんなさい…あら?お邪魔だったかしら?」クスクス 咲「お、お邪魔だなんてそんなことっ…///」 京太郎「そーですよ部長。咲に限ってそんなことあるわけ…」 咲「むっ」ゲシッ 京太郎「痛ってぇ!なにすんだよ咲!」ジンジン 咲「ふーんだ。京ちゃん何か知らないもん!べーっだ!」 久「あらあら…うふふ」 京太郎「思い切り弁慶蹴りやがって…」サスサス 京太郎「あ、そういえば部長今日は人少ないですけどどうしたんですか?」 久「あ、ごめんなさい!すっかり忘れてたわ」 久「伝えるのが遅れて悪いんだけど今日は部活休みにしようと思うの」 咲「えっ!そうなんですか?」 久「えぇ。ここのところインフルエンザ流行ってるじゃない?」 久「ウチの部員も何人かかかっちゃったみたいでね…。」 京太郎「ま、まさか今いない三人って…」 久「そうなの。皆ダウンしちゃったみたいでね?」 咲「皆大丈夫かなぁ…」 久「一応皆にはメールを貰ってて来週には復帰できるようになるって」 京太郎「そうですか。それなら良かったですね。」 久「ホントにね。それに大会も近いんだから体調管理はしっかりとしないと。」 久「そこで今日は三人でしか打てないからそれなら明日から土日だし」 久「三連休にして皆にはしっかり休息を取ってもらおうと考えたのよ。」 京太郎「確かに、ここのところ根を詰めっぱなしだったもんなぁ…」 久「でしょう?たまにはゆっくり休むことも必要だからね。」 久「私はまだ学校で学生議会の仕事が残ってるから先に帰ってもらっていいわよ」 咲「そうですか。お気遣いありがとうございます。」 京太郎「部長も気をつけてくださいね?インフルエンザ」 久「ふふっ。ありがとう二人とも」 久「あ、須賀くん。」 京太郎「はい?なんでしょうか。」 久「きちんと咲ちゃんを送らないとダメよ?世の中物騒なんだから」 京太郎「えっ」 咲「っ!///ぶ、部長!」 久「ふふふ。ごめんなさいね。それじゃ二人とも気をつけて。」ガチャ 京太郎「…」 咲「…」/// 咲(もぉー。部長があんなコト言うから意識しちゃうよ…) 咲(そ、そりゃあ今日は人が少ないし?珍しく優希ちゃんとかじゃなくて) 咲(私にかまってくれるかなとか…考えてたけどさっ///) 咲(うぅ。好きなのバレたかなぁ…?いや、京ちゃん鈍感だもんね…) 咲(大丈夫。うんきっと大丈夫だよ!) 京太郎「…」 京太郎(いやー。部長怖いなーさすがだわ) 京太郎(やっぱアレなのか?好きってことバレてんのか?) 京太郎(というか今の発言からしてなぁ…十中八九そうだよな…) 京太郎(んー。中々切り出せないヘタレなオレが悪いんですけどね) 京太郎(咲も咲なりにアプローチしてくれてんのに…ヘタレだなぁオレ…。) 京太郎(と、とりあえず送るか…まぁ今日は何か口実つけて一緒に帰るつもりだったけど) 京太郎「帰るか。咲」 咲「う、うん!」 帰り道 京太郎「んー。まだまだ暑いなぁ」 咲「だね。まぁ夏だから仕方ないよ京ちゃん」 京太郎「そりゃそうだな。しかしいきなり休みとなると暇だよなぁ」 咲「そうだね。でもここのところ練習ハードだったから良いリフレッシュだよ」 京太郎「かもな。しっかりした部長だと安心だよホント。」 咲「あはは。そうだよね。」 京太郎「…咲はさ、今の麻雀部楽しいか?」 咲「えっ?どうしたの京ちゃん?」 京太郎「いや、なんかさ。咲を麻雀部に連れてきたのってオレじゃん?」 咲「そうだね。なんか懐かしいよ」 京太郎「お前すごく強くてさ。驚いたんだけどそれよりも」 京太郎「咲にはもっと他の高校生活もあったんじゃないかなーと思うんだよ」 咲「京ちゃん…」 京太郎「きっかけを作ったのはオレだからさ。咲が今をどう思ってるのか知りたくて」 京太郎「練習だってハードだし。貴重な高校生活」 咲「ふふっ。心配してくれてるんだー?」ニヤニヤ 京太郎「ばっバカ。オレは割りと本気でだな…」 咲「大丈夫だよ京ちゃん」 京太郎「えっ…」 咲「私ね、最近すごく麻雀するの楽しいんだよ?」 咲「騒がしい麻雀部も好きだし居心地が良いし」 咲「たぶん中学の頃みたいに本を呼んでばっかりの私じゃ体験できなかったことだと思うの」 咲「だから京ちゃんにはこれでも感謝してるんだよー?」 京太郎「咲…」 咲「私も麻雀が嫌いだったりした頃もあったけど、今は好きになれたのは」 咲「和ちゃんとか麻雀部のおかげでもあるし、今で打ってきた人たちのおかげでもあるし」 咲「それに、それになりよりきっかけをくれたのは京ちゃんだから…。」 京太郎「ありがとうな。咲」 咲「ううん。御礼を言うのはこっちだよ京ちゃん」 京太郎「そっか。良かったよそう言ってもらえてさ」 咲「あーでも。確かに高校生活だもんね。他のことも大切だよね」 咲「そ、その…例えばれ、恋愛とか…?」/// 京太郎「あ、あー恋愛ね…恋愛…」 京太郎「れ、恋愛!?」 咲「な、なにさ!私だって女の子なんだよっ?」 京太郎「いや、まぁそりゃそうだろうけどさ…お前の口からそんな言葉が出るなんて」 京太郎「おにーさん嬉しいよ…」 咲「ひどいよっ!京ちゃん!」ギュルルッ 京太郎「うぐっ」 京太郎「お、お前コークスクリューなんて何処でおぼえた…」ガクッ 咲「ふーんだ。京ちゃんがいじわるするからだよ」 京太郎(ちょっと咲からかうのやめとこう…体がもたん…) 咲宅前 京太郎「痛ぅ…まだ痛むぞこれ…」 咲「からかった罰ですよーだ」 京太郎「うぅ…っと家ついたな。」 咲「あ、ホントだ。えと、ありがとね京ちゃん…送ってくれて」 京太郎「いえいえ。姫のためなら当然でございますよ。」 咲「あはは。京ちゃん似合わないね」 京太郎「うっ。お前も優希に似て毒舌になってきたなぁ…」 咲「それは自業自得じゃないかなー?」 京太郎「へいへい。よし、んじゃ帰るかね」 咲「あ、京ちゃん気をつけてね。また来週に」 京太郎「おう!んじゃまたなー」テクテク 同日咲の部屋 咲「んー」ゴロゴロ 咲「心配してかぁ…」 咲「…」 咲「………えへへ///」 咲「でもなぁ…あんなに馬鹿にすることないよね…」 咲「やっぱ女の子として見てもらえて無いのかなぁ…」 咲(そもそも麻雀部は女の子だらけだしなぁ…) 咲(優希ちゃん何かちっちゃくて可愛いし…) 咲(あのふたり仲良しだもんなぁ。京ちゃんタコスまで作れるようになったし) 咲(和ちゃんはスタイル良いし綺麗だもんなぁ) 咲(京ちゃん和ちゃんのおっぱいばっかりみてるし…) 咲「おっぱい…」 咲「…」ペタペタ 咲「…はぁ。」 咲「牛乳のもう…」 <~♪ 咲「ん?電話かな…」 咲「こんな時間に一体誰だろう…?」 from京ちゃん 咲「京ちゃんだ!」 咲「えっと落ち着こう…深呼吸深呼吸」スーハー 咲「よし、で、でるぞー」pi 咲「も、もしもひっ!」 咲(噛んだーっ!!)/// 京太郎「さ、咲か…?」 京太郎「すまん後生だ…助けてくれ…」 咲(良かった噛んだことバレてない)ホッ 咲(いや、そんなことより!) 咲「えっ!?ちょっとどうしたの京ちゃん!」 京太郎「実は………」 前日京太郎宅 京太郎(ふーむ。今日は一緒に帰れてよかったな) 京太郎(しかし、アレかまさかあのお姫様が恋愛ねぇ…) 京太郎(これはライバルの危険性も考えないとイカンのかね) 京太郎(あいつトロ臭いからふらふら行きそうで怖いんだよなぁ…) 京太郎(はぁ…。) 京太郎「っともう家か。ただいまーっと」ガチャッ 京太郎「ん?あ、あれ?」ガチャガチャ 京太郎「何で鍵かかってんだぁ…?えっとたしか郵便受けの中に…」ゴソゴソ 京太郎「あった鍵!よしただいまー」ガチャリ … 京太郎「誰もいない…?母さーん?」 京太郎「お、机の上に手紙…?何々…」ペラリ 京太郎へ 岩手のお婆ちゃんがお爺さんが倒れて一人なので お父さんと一緒にお世話をしにいくことになりました。 とりあず日曜には戻ると思うので土曜日はお留守番お願いします。 食事などはお金を置いておくので適当に何か買って作ってください。 母より 京太郎「なん…だと…?」 京太郎「いや、婆ちゃんのことなら仕方がないけどさ」 京太郎「料理って…できねぇよそんなこと…」 京太郎「朝昼はなんとかして夜はなぁー」 京太郎「どうする…?このままでは飢えてしまう。」 京太郎「そういえば咲って料理できたか…?」 京太郎「んー。仕方ない恥を偲んで頼んで見るかな」 京太郎「えーっと咲の番号はっと」pipipi 京太郎「…というわけなんだわ。」 咲「はぁー。なんだ、心配して損しちゃったよ!」 京太郎「いや、これはオレにとっては死活問題でだな…」 咲「ふふっ。まぁいいよ?ここは幼馴染のよしみで助けあげよう。」 京太郎「さすが、さすがです姫!信じてた!」 咲「ほ、褒めすぎだよっ///それに姫とか恥ずかしぃよ…」 京太郎「あはは。でもほんとありがとう咲。助かるよ。」 咲「ふふっ。いいよ京ちゃん。それでいつ行けばいいの?」 京太郎「あー。とりあえず冷蔵庫空みたいだからさ」 京太郎「とりあえず買い物行かないとかなぁ…?」 咲「なるほど。それなら4時くらいにお邪魔していいかな?」 京太郎「おう。んじゃそれでよろしく頼む。ごめんなこんな時間に」 咲「んーん。いいよいいよ京ちゃんだもん。それじゃおやすみ京ちゃん」 京太郎「おやすみ。咲」pi 咲「…まったくしょうがないなぁ京ちゃんは…」 咲「…」 咲「…えへへ///」 咲(やった!やったやった!京ちゃんの家で御飯!)/// 咲(しかもあれだよね?家族の人誰もいないんだよね…?) 咲(これって、アレだよね…なんか奥さんみたいだよ!)/// 咲(うー。顔のニヤけ戻んないよぉ…///どうしよう…) 咲「夕方からだよね…とりあえずこっちの夕食を適当に作ってからかな」 咲「何作ろうかな?やっぱ京ちゃん男の子だしお肉とかの方が良いのかな」 咲「よーし。明日は頑張るぞーっ!」 当日夕方 咲「京ちゃんいるかな?えっと、こんばんはー」ピンポーン 京太郎「はーい。お、咲悪いなわざわざ…」ガララッ 咲「ほんとだよー?今度何か学食奢ってね?」クスクス 京太郎「おう、まかしとけ何でも奢ってやるよ!」 咲「約束だからねー?あ、買い物行く前に荷物置いといていいかな?」 京太郎「ん?何か持ってきたのか?」 咲「うん。エプロンとあと肉じゃが作ってきたから」 京太郎「おぉー。さすが咲!」 咲「えへへ。それじゃ置いてくるからちょっと待っててね?」 京太郎「おう。よろしく頼むわ」 ……… …… … スーパー 京太郎「さて、スーパーに着いたわけですが」 咲「そういえば京ちゃん何か食べたいものある?」 京太郎「んー。食いたいものなぁ…」 京太郎(別に咲が作るものならなんでもいいんだけども) 京太郎「あ、あれだ。ハンバーグが食いたいです」 咲「ハンバーグかぁ。それだとひき肉と卵と玉ねぎとパン粉くらいかな?」 咲「調味料はあるとして…あ、京ちゃん牛乳あった?」 京太郎「ん。まだあったと思うぞ?」 咲「そっか。京ちゃんて和食好きだったよねたしか」 京太郎「おう。よく憶えてるなぁ…。」 咲「幼馴染やってますから」エヘン 咲「それじゃソースは和風にしようかな!んじゃ買い物行こっかー」 京太郎「おう。行きますか!」 ……… …… … 会計後 京太郎「ひき肉、たまねぎ、卵にパン粉…あと大根に大葉にレタスか。」 京太郎「結構買ったなー」 咲「そだね。っともう5時だよ京ちゃん!」 咲「早く帰って作らないと」 京太郎「おう、んじゃ戻るか。その前に買い物袋をこっちに渡してもらおう」 咲「へっ?なんで?」 京太郎「いや、お前なんでって…こういうのって普通男が持つもんじゃないか?」 京太郎「それに咲はトロ臭いからなぁ…」ニヤニヤ 咲「こ、これくらい持てるもん!」/// 京太郎「でも卵とかもあるし、それに女の子に持たせるのはオレのプライドが許さん」 咲「うぅ…じ、じゃあ!買い物袋の左側持ってよ!」 京太郎「えっじゃあ右どうすんだよ」 咲「だから右側は私が持つから!それなら安心でしょ?」 京太郎「んー。まぁそれなら…」 咲「よし、決まりだね京ちゃん!早く帰んないと暗くなるよ?」 京太郎「おー。んじゃ行こうか。」 帰り道 京太郎「…」///テクテク 咲「…」///テクテク 京太郎(いや、まぁわかってたんだけどさ…) 咲(この格好…) 京太郎、咲(は、恥ずかしい!)/// 京太郎(うん。全く先程から会話がない…咲は咲で顔赤くしてうつむいてるし) 京太郎(恥ずかしいならやめとけばいいものを…可愛い奴め) 京太郎(しかしこれはオレにもダメージがデカいな…まぁ嬉しいんだけどさ) 咲(うーっ。勢いで言ったとは言え恥ずかしいよぉ…)/// 咲(京ちゃんの顔見れないし…私今絶対顔ニヤけてるし…) 咲(どうしよう…でも嬉しいや…)/// 京太郎「…」スタスタ 咲「…」テクテク…タタッ 京太郎「…」スタスタ 咲「…」テクテク…タタッ 京太郎「……あ。」スタスタ…テクテク 咲「…」テクテク 咲(あれ?なんか急に歩くの楽になった気がする?) 咲(あっ…) 京太郎「…」テクテク 咲(京ちゃん…歩く速さ…合わせてくれてるんだ…) 咲(やっぱり、優しいんだね京ちゃん…) 咲「…えへへ」/// 京太郎「ん。どうかしたか咲?」 咲「何でもないよー?へへっ」/// 京太郎「明らかに笑ってんじゃん!」 咲「教えてあげないもんねっ。さ、早く帰ろ京ちゃん!」タタッ 京太郎「なんだよそれ…ってうわっ!いきなり走んなって…」タタッ 京太郎宅 咲「ただいまー」 京太郎「ただいまーって誰もいるわけないだろ」 咲「あはは、そっか。それじゃ台所借りるねー?」 京太郎「おう。んじゃ俺も行くよ。何か手伝いたいし」 咲「そう?んじゃ待ってるね。」 台所 京太郎「ふぅ。おまたせー」 京太郎「!」 咲「ん?どしたの京ちゃん?」 京太郎「いや、エプロン着てるんだなーと」 咲「あぁ。これ着ないと服汚れちゃうしね。どう?結構様になってるでしょ?」クルッ 京太郎(いや、普通に似合ってるな…良い物を見れた。) 京太郎「あ、あぁなんつうか…その、可愛いと思うぞ?」 咲「へっ!?」/// 京太郎「あ、いや…なんか普段の咲とギャップっていうかなんというか…」 咲「も、もう!何言うの京ちゃん!からかわないでよ…」 京太郎「からかってるつもりはないんだって!その…普通に可愛いから…」 咲「えぅ…///そ、そっか…ありがと」モジモジ 京太郎「お、おう…」 咲「…」 京太郎「…」 咲「り、料理作ろっか!」/// 京太郎「そ、そうだな!手伝うよ。」 咲「さて、まずはボールにひき肉、卵、玉ねぎ、パン粉、牛乳…あと調味料を入れてと」 京太郎「ふむふむ…」 咲「よし、これを素手で混ぜてくれる?京ちゃん」 京太郎「おう。コレがタネってやつだな」グリグリ 咲「そうそう。白くなるまでしっかり混ぜてねー」 京太郎「へいへい。まかせろ!」コネコネ … 京太郎「おし。結構白くなってきたぞ」 咲「うん。おつかれさま。それじゃ今度はこのタネをこうやって小判型にね」ヒョイッ 京太郎「おーなんかもうハンバーグだな」ヒョイッ 咲「意外に簡単なんだよねハンバーグ。ウチでもよく作るよ?」 咲(いつか京ちゃんに作ってあげるタメに死ぬほど練習したからね…) 京太郎「へー。咲は料理が上手いし良いお嫁さんになりそうだな」 咲「よ、嫁とか!///何言ってるの京ちゃん!」 京太郎「いや、だって最近ってアラフォー?っての?」 京太郎「婚期逃す人多いって聞くしさ、やっぱ料理できるのって大事だろー」 咲「だからって…もう…京ちゃんのバカ」 京太郎「バカとは失礼な!」 咲「あ、今度はこうやって形を両手でキャッチボールして空気抜いてね」ペチペチ 京太郎「なぁ?これって何か意味あんの?」ペチペチ 咲「んー。空気を抜いて形崩れを防ぐためかな?最後に真ん中にくぼみを入れて完成だよ」 京太郎「よし、こっから焼く訳か」 咲「うん。焼きは私がやるから京ちゃん御飯ついで食器並べといて?」 京太郎「うい。了解しました」 京太郎「…」カチャカチャ 咲「~♪~~♪」ジューッ 京太郎(うむ。エプロンを着た咲が鼻歌を歌いながら台所に立ってる…) 京太郎(なんか…こう…良いなこういうの。) 京太郎(温かい気持ちになるぞ) 京太郎「…っと食器、食器」カチャカチャ … 京太郎「よし、咲。こっちは準備できたぞ」 咲「こっちも焼けたよー。運んでくれる?京ちゃん」 京太郎「おぉ。美味そう!」 咲「あ。あとこれもお願いね。」コトッ 京太郎「ん?なにこれ?」 咲「ソースの大根余ったからレタスと合わせて簡単なサラダにしてみたの。」 咲「お肉ばっかじゃバランス悪いでしょ?」 京太郎「片手間にもう一品ってやつか。すげぇな」 咲「女の子ですからねーふふっ」 京太郎「おぉ。並べると壮観だな…」 京太郎「よし、それじゃ頂きます!」 咲「はい、召し上がれー」 京太郎「んじゃ。とりあえずハンバーグから…」パクッ 咲「ど、どうかな…?」 京太郎(う、美味い!…程よい焼き加減…溢れる肉汁…そしてすべて包み込む) 京太郎(おろし和風ソース…完璧なハンバーグだ…) 京太郎「美味い美味い!すごいな。まさかここまでとは」バクバク 咲「良かったぁ…」ホッ 咲「って京ちゃん!落ち着いて食べないとつまらせるよっ」アセアセ 京太郎「いやでも美味すぎてさ…」モグモグ 京太郎「止めるとか無理だわこれは」モグモグ 京太郎「この肉じゃがもサラダも美味いよ」モグモグ 咲「もう…ふふっ」/// ……… …… … 京太郎「ふぅー。食べた食べた。」 京太郎「ご馳走様でしたっ」パンッ 咲「はい。お粗末さまでした。」 咲「それじゃ、洗い物しちゃうねー」カチャカチャ 咲「しかしすごいね…全部食べちゃったんだ」 京太郎「だって美味いんだもん仕方ないだろ」 咲「ふふっ///なにそれー」ザーッカチャカチャ 京太郎「こんなのなら毎日食いたいね」 咲「あはは。それじゃ…お、お嫁に貰わないとだねぇ…あはは」カチャカチャカチャ 京太郎「うん。そうだよなぁ。嫁に貰わないとだなー」 咲「あ、あはは。京ちゃんちょっと冗談言い過ぎだよ…?」 京太郎「いや、…別に冗談じゃなくてもいいよ」 咲「えっ!?///っとわわっ」パリーンッ 京太郎「!」 京太郎「さ、咲大丈夫か!?」 咲「う、うん。お皿割っちゃってごめん…。」ショボン 京太郎「そんなことはいいから!怪我とかないか?」 咲「うん。それは大丈夫。スグどけたから。」 京太郎「そうか。…良かった」ホッ 咲「そ、それよりもさ今の話…ホントなの?」 京太郎「うっ。いや、あの…それはだな…」 咲「う、嘘なの…?」ジワッ 京太郎「ち、違う!オレは…オレはお前が…」 京太郎「…お前のことが…好きなんだよ」 咲「京ちゃん…」 京太郎「ホントはもっと早く言えれば良かったんだけどな…」 京太郎「ずっとずっと言いたくてさ。でもどうもヘタレちゃってな」 京太郎「でも、もうちゃんと言えるぞ。オレはお前が好きだよ。咲。」 京太郎「やっと言えたよ。何年越しなんだっつー話だよな」 京太郎「ごめんな。ほんとこんなに遅くなってさ。」 咲「…」 京太郎「さ、咲?」 咲「………うぅぅぅ。」ギュッ 京太郎「お、おい!」 咲「京ちゃん…京ちゃん…グスッ」ギュッ 咲「私…ずっと…ずっと待ってたんだよ…?…ヒック…」 咲「それで…こんないきなり…ヒック…」 咲「京ちゃん…ずるいよこんなの…嬉しくないわけないよぉ…グスッ」ポロポロ 咲「私もね…私もずっと言いたかったの…でも和ちゃんとか美人な人ばっかりで自信なくて」 咲「今の京ちゃんとの関係を壊すのもすごく怖くて…グスッ…」 咲「だから…今すごく嬉しくて…涙止まらなくて…ヒック」ギュッ 咲「私も好き…京ちゃんが大好きだよっ」 京太郎「よしよし…」ナデナデ 咲「…京ちゃんッ…」ギュッ ……… …… … 京太郎「落ち着いたか?」 咲「う、うん。ごめんね?」/// 京太郎「いや、別にいいけどさ、とりあえず皿片付けようぜ?」 咲「そ、そうだね!箒もってくる!」タタッ 京太郎「おいおいこけるなよー?」 咲「大丈夫だもんっ!」/// 京太郎「よし、こんなもんか」 京太郎「咲、破片踏むなよ?まだあるかもしれないから」 咲「そ、そこまでドジじゃないよっ」 京太郎「ホントかよ…ってもうこんな遅いのか…そろそろ帰るか?」 咲「…」 京太郎「…咲?」 咲「もう、ちょっとだけ…ダメ?」 京太郎「親父さん心配しないのか?」 咲「遅くなるって言ってあるし…それに…もう少し京ちゃんと一緒にいたいし…」/// 京太郎「そ、そうか。ならリビングでテレビでも見るかな」 咲「うんっ!行こー京ちゃん。」 … 京太郎宅リビング 京太郎「さて、オレ達は夕食を終えてリビングでTVを見てるわけだが」 咲「そうだねーへへっ///」チョコン 京太郎「それで、だ。」 咲「なーに?京ちゃん?」 京太郎「いや、お前はなんでオレの膝上でTVを見てるんだ?」 咲「だって…。私達もう…恋人同士…だよね?」/// 京太郎「あぁ。そりゃそうだな。さっき死ぬほど恥ずかしかったぞ」 咲「私すっごく待たされたんだよ?京ちゃん麻雀部で全然かまってくれないしー」 京太郎「あはは。…………すみませんでしたっ!」 咲「私だって沢山かまって欲しかったし、あ、甘えたかったんだもん」/// 京太郎「いや、ほんとすみませんでした…。」 咲「でもいいの。京ちゃんとこうして付き合えた訳だし…」 咲「あ、でもこれからあんまり和ちゃんのおっぱいばっかり見てたら拗ねるからね?」 京太郎「うっ…善処いたします…」 咲「京ちゃんはこういう甘えん坊…嫌い?」 京太郎「………そんなわけないだろ」 咲「えへへ///ならどう思ってるのー?」 京太郎「可愛い幼馴染で幸せだぞ」 咲「き、京ちゃんてばっ」/// おわり
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ハコブネシマイが始まったのを機にふらっとWikiに帰還。 10年も前の自分を見るのはンギェアと変な声が出る。外部の色々なパスワードとか忘れた。 今は無色透明な乾燥剤としてのっそりと活動中。 ひとつわかったのは、年月が経っても誤字脱字誤変換大魔王は今でも存在しているということ。 ハコブネシマイ(パイロットVer) 領域名 日数 人数 更新時間 運命 所持タロット 最初のハコブネ 7日 8人 24時間 8日目に鳩罠で消滅 力 [生]鳩罠 台所に蠢く影…ソニア激白!?ハサミが次々襲う! 6日 8人 10分 3日目に消滅(VS ヒヨリミ) 節制 ハコブネシマイ(パイロッタVer) 領域名 日数 人数 更新時間 運命 フラスコラボラトリ 10日 9人 24時間 5日目に消滅 グーチョキパン店 6日 9人 10分 2日目に消滅 ゴフェル計画移住船 8日 9人 12時間 2日目に消滅(ゴースト勝利) 宇宙船サジタリウス 5日 9人 12時間 生存 ENDING NOTE 5日 9人 12時間 5日目に消滅 ハコブネシマイ版演じたキャラ ヨシエ・ナカムラ パイロットでは飄々直感娘。パイロッタでは嘘吐き大胆不遜。つまりゴーイングマイウェイ 5884計一 パイロットではヅラ疑惑ツッコミ青年計一様。パイロッタでは根暗文学青年 マテュー 一人称が「余」。であるである言っていた誤変換独り言誤爆殿下 エーベルハルト 子供っぽい。間延びした話し方な「わはー」なキャラに 狐月 敬語。だけど何故か護摩壇用意して呪術師と化した 昔の。 +... 参加した領域のメモ。 オペ・アンチの両方で勝利したら作ろうと思っていたので作成。 主にver.3の参加記録 タタキ休止からはリトルバレットとバレットが主 B4にはあまり参加していなかったから少ない グレスケは基本三色です。刷り込み防止、実際極端色、思い込み怖い。 方針 無投票はしない あらゆる面から考えるべし 誤字脱字謎の文法に気をつける(でもよく失敗する…)ほんと気をつけようね…? 称号:誤字脱字大魔王 B4ではまだまだ思考が足りない新参者。 そしてやっぱり誤字脱字謎の文法をよく使うという… リトルではまだどこをどうつかめばわからない。けれど掴もうとする。 アンチ時は第二人格を作る。 バレットが始まってもまだ何処を如何にどう掴めばいいかあやふや。でも掴もうとするのはいつもの事。 ネコタタキ +... No 領域名 役割 勝敗 運命 メモ 182 フィトン・ミトン アンチ 敗北 粉砕 右も左もわからなかった頃 202 ファラオのあんみつ店 ソナー 敗北 襲撃 ミスジャッジに涙 213 中国紅娘 オペ 敗北 襲撃 連続襲撃の恐怖 217 からくり神宮 オペ 勝利 襲撃 投票先はよく確認して 223 レッドホットサーカス アンチ 勝利 生存 確定アンチになっても通る襲撃 229 ビロード干渉地帯 アンチ 敗北 粉砕 アンチ内で記憶がまわる 242 水域議事堂 暗号 敗北 襲撃 初暗号、3日目襲撃 247 白熊歌劇団 アンチ 敗北 ビンゴ消滅 何もできず消滅… 252 ビロード干渉地帯 アンチ 勝利 生存 いろいろ重なって得た勝利 257 サボテン兄弟 オペ 敗北 脱出 初脱出。しかし誤爆 260 青いパパイヤ オペ 敗北 襲撃 寡黙になりすぎた… 264 半月バニー城 オペ 勝利 生存 初めてオペで生存。感慨深い 268 摩天楼六区 オペ 敗北 襲撃 早期襲撃で裏から眺め 270 白熊歌劇団 ソナー 敗北 襲撃 ソナー業務果たせず 272 キルリアン本舗 暗号 勝利 襲撃 ドジ踏みまくり暗号 276 黒猫亭 ソナー 勝利 脱出 アンチ数を1体までカウント出来た 284 ピザ・メルトダウン アンチ 敗北 粉砕 深く先を考えられるようになりたい 289 モップマスターの庭 オペ 勝利 生存 予想外の展開に吃驚 297 フィトン・ミトン オペ 敗北 脱出 とんでもない動きをしたな… 302 皇帝の鎖 オペ 勝利 生存 後半暴走大混乱… 310 半月バニー城 オペ 勝利 脱出 アンチを見抜く眼を鍛えたい 315 レッドホットサーカス ソナー 勝利 脱出 初期にリーチになり焦る 321 ビロード干渉地帯 オペ 勝利 粉砕 オペ時で初めて粉砕される 338 レッドホットサーカス オペ 勝利 襲撃 いつもと違うRPで。楽しかった 341 キルリアン本舗 暗号 敗北 襲撃 暗号になると必ず襲撃される罠 344 ビロード干渉地帯 オペ 勝利 脱出 最近アンチになってないなぁ… 350 ペンギンパレス ソナー 勝利 粉砕 騙りとの対決。面白い 357 水域議事堂 オペ 勝利 生存 卵…逆回転正回転しやがって… 365 赤犬高速ターミナル アンチ 敗北 粉砕 初めてのソナー騙り。嵌められた 373 ペンギンパレス アンチ 敗北 ビンゴ消滅 三日連続で記憶を返すなぁー! 377 モーテル真珠湾 オペ 勝利 生存 白寄り判定を貰えて嬉しかった B4 (ver1) +... No 機体名 正体 スキル 運命 勝敗 メモ 2 メティス01 アンチ 隠密 生存 勝利 アンチCOしても場合によっては勝てる B4 (ver2) +... No 機体名 正体 スキル 運命 勝敗 メモ 14 アナンケ01 オペレーター ゴイサギ 掃除機 勝利 後半ガンガン行こうぜモード 20 プロメテウス01 オペレーター カワセミ 切断 敗北 あの時気付いていば… 37 オフィーリア01 オペレーター ゴイサギ 切断 勝利 オペゴイサギは強力なのかね? 38 ビアンカ01 アンチ ゴイサギ 切断 敗北 初アンチ。もっと精進しなければ リトルバレット +... 籠の名称 正体 運命 ソウル 勝敗 No1.空中ブランコの解放者 アンチ 破.歴.哲 敗北 匿名性の高さから遊ぶ。結構楽しかった No7.ドラッグス アンチ 歴.創.哲 勝利? バインドが成功したので満足(でも山勘) No12.今は帰らぬ狼のために オペ 破.創.放 消灯 ラストオペ。でも暴れられて満足 No13.指先にかかった逃避行 元オペ 9日目アンチ化 神.創.懐 アンチ勝利 新ルール。初被バインド No19.行動力相対性理論 元オペ 6日目アンチ化 哲.科.放 アンチ勝利 リーチでバインドされアンチ化。その後の動きが怪し過ぎ No22.外灯に名を告げよ オペ 神.破.放 オペ勝利 暴れすぎです自分。スピード決着 No24.皇帝生誕 オペ 科.懐.放 オペ勝利 こちらもスピード決着。女王当てたかったな No25.革命ニルス 元オペ 8日目アンチ化 風.剣.氷 アンチ勝利 あの時の自分を恨むなぁ…ぼやき過ぎだなぁ… No32.時計仕掛けの哲学 元オペ 4日目アンチ化 銀.剣.霧 アンチ勝利 4日目でアンチ化し目を疑った。何だかデジャヴを… No36.浮世絵サーカス アンチ 銀.鉛.氷 オペ勝利 久しぶりのアンチ。いい線まで行ったけど…むぅ No.39 橋の下で、塀の上で 女王 短.岩.氷.猫 オペ勝利 初女王。立ち回り難しいです…!次女王になったら頑張りたい No.43 水域フィナーレ アンチ 銀.氷.鉛 オペ勝利 怪しく、胡散臭くをモットーに。裏では小六女子のつもり… No.45 心臓のフィードバック 元オペ 8日目アンチ化 銀.鉛.史 アンチ勝利 カンに素直に従っていればまた違ったかもしれない。 No.46 我に夜空を与えよ 元オペ 3日目アンチ化 銀.岩.鉛 アンチ勝利 速攻リーチ、速攻アンチ化、場を引っかき回し No.51 蒸気機関の夢 オペ 短.猫.鉛 オペ勝利 まさか山勘で女王バインド成功するとは… No.54 今はまだ息を止めて オペ 7日目アンチ化 銀.氷.史 アンチ勝利 真面目に考えるほど外れる推理 No.55 滑走路のリストランテ 女王 風.銀.霧.鉛 モタモタ 色々な要素が重なって光学迷彩。でもモタモタ No.57 マンホールに落ちた月 元オペ 8日目アンチ化 銀.猫.鉛 アンチ勝利 やっぱり真面目になると外れるよ… No.58 シャム猫の狩猟指南 元オペ 5日目アンチ化 風.岩.猫 アンチ勝利 普通に、並々で行ったらまぁまぁ?でもアンチ化すると動きがぎくしゃく No.60 古風なガスの活動写真 オペ 銀.霧.猫 オペ勝利 スピード決着に驚きを隠せなかった バレット +... 籠の名称 正体 決着日 勝敗 No.01空中ブランコの解放者 サイ 6日目決着 サイ勝利 2日目主席。初日のサイ仲間から情報が出てこないか待つ。潜伏効果はあった様で No.03誘蛾灯に最後の一撃 ヒト 5日目決着 サイ勝利 初日主席、レベルを上げてしまいHelpにーに。投票が安定しないと辛いかも No.07ドラッグス ヒト 4日目決着 サイ勝利 客観的窓の外から考える。今までと違うスタンスは個人的に新しかった No.12今は帰らぬ狼のために ヒト 8日目決着 ヒト勝利 理想的な進行。こういうふうに進むのがいいなぁと No.13指先にかかった逃避行 ヒト 6日目決着 サイ勝利 キャラづくりで息切れ。慣れない事はしないべし No.16時計技術者の悦楽 ヒト 8日目決着 ヒト勝利 二日目反省室。三色グレスケ。ぎゃぼす! No.36浮世絵サーカス サイ 9日目決着 サイ勝利 久々の参加。プレッシャーと信用取り思考の狭間で 演じたキャラ +... キャラ名 メモ 通称水島礼子 一番使いやすい グース店長 ぼーっとした感じになった 収束 素でも使える フェイ=スリフト 子供っぽいキャラに… メートルM 女の子の口調は、ちょっと難しい 鈴虫ぎふう 子供になろうとするのは難しいね 九曜 もそっ…寡黙になりやすい? 四喜 にゃあにゃん言わない猫。誤字脱字猫。ぼやく。とにかくぼやく。ぎゃぼす 霊感委員長K 酒が入ると人格が変わる子。着せ替え大好き娘 チリチカ 冷たい子っぽくなったような… 湯川コードウェイナ メカニックで(タタキ)ちょっとくだけている人(B4) イオナ=ザ=シャフト ちょっと猟奇。ワイヤーを使ってエリア51へ連行しようとする。カタコト ヨシエ・ナカムラ 俺っ娘。女の子で一人称が俺をやってみたかった 狐月 敬語。裏では武士道精神。 3110陽子 「うむ」や「む」が口癖に。でも初日主席個人メモではキャラ崩壊。さなだ おはよにゃ。同じくらいの経験値な人がいたことにひと安心したにゃ。四喜は5.5回目だったのにゃ。 -- 黒@223団長 (2008-07-06 07 00 59) おはよー。俺もネコタタキは3回目、咲夜様と楽しく遊べて嬉しかったぞ。ありがとなー。 -- 柔らかい枝@223店長 (2008-07-06 09 13 53) わん。礼子さんのお部屋ができたですよ。アンチ率高くて羨ましいのです。 -- cagelow@お父ワン (2008-07-06 12 44 39) 2度も確定ありがとう。またどこかで会ったら、よろしくー。 -- ドS (2008-07-06 22 17 18) やー、四喜。経験値では四喜のほうがちょっと上なんだね。ふふ、お互い経験を積んで行こうじゃないか。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 00 55) グース、ボクも一緒に楽しく遊べてよかったよ。ありがとう。どこかでまた会った時も宜しくね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 07 14) 御久し振りですわ、お父様(ぎゅー)。アンチになれる確率は…パゴタの機嫌によると思われます。でも、アンチになれる日がきっと来ますわ。 -- 咲夜@202礼子 (2008-07-07 00 16 42) 多分確定ドSは会う度に言うんじゃないかなー。また会うときが恐いような楽しみなような…でも、どこかで会えたら、宜しくね。あ、サービスは別にいいからね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-07 00 25 15) |-゜) みつけた!!フェイと一緒に遊べて楽しかったよー!!またね!! -- 223ぎふー (2008-07-10 18 35 27) 見つけられちゃったかー。ボクもぎふうと遊べて楽しかったよ。また、どこかで会おうね。 -- 咲夜@223フェイ (2008-07-10 21 29 40) つ[綿飴] 初めましてだったようだな。今まで上手いことずれていたようだ。 wikiにコードが来ると良いな。 また何処かで会おう。(くるくる…) -- 229収束 (2008-07-24 19 29 33) 一緒にアンチをやれて楽しかったです。メートル、大好きよ(ぎゅー)またね。 -- 星蘭@チリチカ (2008-07-24 19 31 48) 綿飴ありがとう、収束。さて、湯川はwikiに来るのかしらね…またどこか、違う場所、違う姿で会いましょう。(…いつまでくるくるするつもりなのかしら) -- 229メートル (2008-07-26 23 33 10) 私もチリチカと一緒にアンチをやれて楽しかったわ。またどこかで会いましょう。私も大好きよ。(ぎゅー仕返し) -- 咲夜@229メートル (2008-07-26 23 39 45) こんどは敵だったねー。暗号おつかれさま。早々に襲撃しちゃったけど裏にいてくれて嬉しかったよー。またどこかでね。 -- cagelow@3-242縞々アル (2008-08-30 11 35 08) 再開でコメ残す時が来るとは感動だ(もふもふ)。今度は同陣営だったか。またどこかで。 -- 264飛翔収束223ぎふそな (2008-11-02 18 33 52) 再会を誤変換したとか気のせいだ。くそぅ、また穴を…… -- 飛翔 (2008-11-02 18 36 26) 楽しかったー! またどこかで会えたらきゅうりしか食べられない体にしてあげるね!(ぎふうは きゅうりを50ぽんくらいおいていった!) -- 264きゅうりマニア (2008-11-02 19 50 28) 暗号って狙われる身なんだって思ったよ。次、敵同士で会った時は襲撃しないでね?じゃ、またどこかで。 -- 咲夜@242店長 (2008-11-09 17 44 47) 収束はあの時のぎふうだったのか!久しぶり!今回は同陣営だったな。再開と再会を間違えて穴を掘る必要は無いぞー。わたしも誤変換はあるから。またどこかでな。 -- 咲夜@264四喜 (2008-11-09 17 45 34) きゅうりをこんなに置いていかれても食べきれないって。これからきゅうり付けの日々になりそうだ。次会った時きゅうりしか食べられない身体になるのは勘弁だな…それじゃ、またどこかでな。 -- 咲夜@264四喜 (2008-11-09 17 46 13) れーこ姉はっけーん。 またどこかで会えたらいいね。 もし会えたらまたよろしくね♪ りんりん♪ -- のか@りふう (2008-11-24 12 11 42) 付け忘れたー… -- のか@270りふう (2008-11-24 12 12 21) あ、水島さんだったんだ。進行中どころか感想戦でも気がつかなかったよ…!それだけなんだけどね。またいつか。 -- 南@練り消しアル (2008-11-24 17 14 47) チリさんはまたご一緒でしたね。 お疲れ様でした。どこかで会えたら、その時はよろしくお願いします。 -- のか@霊感委員長K (2008-12-05 22 36 02) 結局、なんでチリチカは俺を蹴りたかったんだ? -- 276店長 (2008-12-05 23 47 48) あー、あのときのフェイだったのですにゃ。ぜんぜん気づいてなかったのですにゃー。こりゃ失敬っ。 -- 276にゃんこ (2008-12-06 16 06 59) 実は3度目ましてだったようですね 毎回迷惑かけてすいません… 次会ったらよろしくお願いしますー -- 297店長@252りふ (2009-02-04 20 03 13) フェイちゃん、ラストオペお疲れ様でした。アンチ蓑を試すっていうのはちょっと面白いと思ったわ。次に会ったときは輝く白さを見せてちょうだいね。 -- cagelow@297ユク (2009-02-05 00 59 35) 見事に騙されたよ。店長とこんな再会を果たすとは!勝利おめでとう。 -- 星蘭@メートル (2009-03-30 00 00 21) てんちょ久しぶりだよー 疑いまくりでごめんね…、また逢った時はよろしくだよー PS.なんかコメログ途切れてる? -- アナ-01アル@月闇 (2009-05-07 18 55 24) 幻、初アンチ、お疲れ様。腕、痛くない?またどこかで会えたら嬉しいわ。 -- BR38桃 (2009-06-10 16 14 55) うわーん。…短期間にー二回も店長さんをお見受けしてー上とか外とかから哀しがっていましたー。。…いつかー今度こそー十八番のあなたと同じ場所で会えますようにー。 -- 高嶺@373アル、リトルのwikiで遊んでた誰かさん (2009-08-24 17 02 44) 「空中ブランコの解放者」では大変お世話になりました。店長さんのアンチと哲学的な考え方、個人的にとてもスリルがあって楽しかったのと、興味深かったです。多くの場面で適切な言葉が選べなくて申し訳ありませんでした。またどこかでお会い出来たら、よろしくお願いします。ありがとうございました。 -- フェイ@リトルNo.1 (2009-08-26 21 26 23) 名前 コメント
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「死んだら返す・・・ならば殺すまでだ、メガトンパンチ!」 種族 石や鉱石で出来た人形 性別 一応男 出身 とある有名な鉱山 概要 DQのゴーレムのイメージ其物の姿をしている。 正確な出身は不明。中に誰もいない。 その姿に似合わず図書館の管理をしているが、 返す気がないのにまた借りに来る奴は、 例え四天王や魔王様であろうと容赦しない。 「メガトンパンチ」と言う言葉を気に入っている。 進化 プチゴーレム→ミニゴーレム→ゴーレム→ アイアンゴーレム→ゴーレムナイト→ ゴーレムソルジャー→キングゴーレム→ ジャイアントゴーレム→ジャイアントキング→ ブロンズゴーレム→カッパーゴーレム→ シルバーゴーレム→ゴールデンゴーレム→ メタルゴーレム→ゴレムズン→ ブロンズゴレムズン→カッパーゴレムズン→ シルバーゴレムズン→ゴールデンゴレムズン→ メタルゴレムズン→転生 ※ゴレムズンはSMDQ2に出る大戦車 裏 ♀で中にメイドがいる同僚をかなり敵対視している? 魔導士見習いに気がある? イラスト 鬼っ姫 作 +... ひよこ侍 作 +...
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ゴーレム HP:不明 攻撃力:不明 防御力:不明 出現場所:レッドストーン鉱山 ゴムーゴ遺跡 ここに説明文 ドロップ品 腐肉 鉄 らすく解説 動きが遅く比較的簡単に倒せる敵。ただし守備力が高く数が多いので囲まれると何もできずに圧死させられるので注意が必要だ。ただし移動速度が遅いのでスルーは容易である。 倒すのに時間がかかる上にあまり良い物を落とさないのでわざわざ倒す必要は無いだろう。
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ゴーレム 装備種別ペット 攻撃力2 魔法攻撃力0 防御力4 魔法防御力2 レンジ- 消費SP0 売却価格15000G 装備レベル30 装備可能クラスビーストマスター(魔獣使い) 装備可能種族- 属性付与属性耐性 炎熱-100% 雷電-90% 氷結-100% 光輝-100% 闇黒-100% 【解説】 シャンバラ古王国時代につくられた石の魔物。手懐けるのはとても難しい。頑丈で電気への抵抗を持つ。 ラウル・オリヴィエ 動植物・モンスター辞典/か
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h68-01 京照菫淡 h68-02 不明 h68-03 京咲淡久 h68-04 京怜 h68-05 京初 h68-06 京・清澄 h68-07 京白 h68-08 京照 h68-09 京照 h68-10 京菫 h68-11 不明 h68-12 京咲照 h68-13 京もこ h68-14 京憧 h68-15 京いちご・臨海 h68-16 京淡 h68-17 京一 h68-18 京・臨海 h68-19 京はやり真 h68-20 複数 h68-21 京・白糸台 h68-22 京和 h68-23 京照・白糸台 h68-24 京姫桃怜 h68-25 京照菫淡 h68-26 京咲照
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登録日:2014/10/08 (水) 00 34 35 更新日:2023/10/27 Fri 09 01 25NEW! 所要時間:約 28 分で読めます ▽タグ一覧 RR RUM エクシーズ召喚 ネタキャラ ユート ランクアップ ランサーズ リトル・フェアリー 不憫 会話のドッジボール 兄 兄貴 反逆の翼 戦場に果てる隼 月島さん 決闘者 笑顔 遊戯王 遊戯王ARC-V 遊戯王登場人物項目 金城大和 黒咲瑠璃 黒咲隼 やはり貴様らのデュエルには…… 鉄の意志も鋼の強さも感じられない! 黒咲隼(くろさき しゅん)とは、『遊戯王ARC-V』に登場する決闘者(デュエリスト)である。 CV:キョウリュウブルー金城大和 【概要】 舞網市に突如として出現した謎の決闘者。 攫われた妹・黒咲瑠璃を取り戻すべくLDSに関わる講師やトップチームを襲撃している。 デュエルの腕前は高いものの先攻では効果のないに等しい攻撃力100のライズファルコンを先攻で出したり、攻撃力が高いとは言えないフォースストリクスを攻撃表示で出したり、本人がLDS生の戦いを馬鹿にする割にはおかしなプレイングも目立ちつつある。 次元戦争において、融合次元の被害者であるがその一方でスタンダード次元に対しては加害者という側面を持つキャラである。 罪もない人をカード化して罪悪感一切見せず挙げ句の果てには大切な人をカード化された人の目の前で「哀れなほど薄っぺらで」と罵るなど横暴な面を見せる。 ユートは黒咲の過激な行動を諌めることはあるものの、積極的に止める気配はない。 また、過去にユートと共にハートランド・デュエル・スクール・スペード校(舞網市でいうLDSのようなもの)に通っていた。 激しい怒りや憎しみに無関係の者を危険に晒したり誤解で襲撃し得るなど、その行動には危うさを秘めている。 しかしシンクロ次元クロウ戦以降は平和だったころの思い出を想起して大分なりを潜め、 元々仲間想いではあるものの一匹狼に振る舞っていたのが、エクシーズ次元編では仲間に信頼を置き共に戦う意志が強調されるようになった。 瑠璃には屈折した愛情を抱えており、それはもはや妄執である。 自分自身の行いは絶対に正しいと考え、決して非があるとは認めない。自分が優れていると疑わず、他人を侮り過ぎる節がある。 【活躍】 【スタンダート次元編】 初登場は第15話、この時は謎のセンサーでLDSを観察していただけだが、遊矢が人違いでLDSの制服組に追われている際に彼等の前へ立ちはだかる。 この時にあらかじめモンスターを1体だけ召喚した状態で待ち伏せしていた。 そして、自身のエースRR-ライズ・ファルコンをエクシーズ召喚。LDSの制服組3人をまとめて撃破、彼らをカードへ強制封印した。罪もない人をカード化して罪悪感一切見せず挙げ句の果てには大切な人をカード化された人の目の前で「哀れなほど薄っぺらで」と罵るなど横暴な面を見せる。 第21話にて柊柚子・紫雲院素良とLDSの光津真澄のいざこざの中で「お前もLDSか?」の台詞と共に柚子を突き飛ばして飛びだしてくる辺り、だいぶ周囲の事を気にしない。 そして真澄にデュエルを強要するものの、ユートから制止され、真澄に連絡される隙を作ってしまう。 彼女と志島北斗・刀堂刃を相手に3vs1のバトルロイヤル。 決闘では手札とフィールドを完全にがら空きにされたが、 そこに真澄がバーンでライフを削るという戦術を食らってしまった。 しかし、ダメージをかわし、さらに返しのターンに墓地のモンスター3体でRR-ライズ・ファルコンをエクシーズ召喚。 彼らが場に並べたモンスターと自身の攻撃力を加えたライズ・ファルコンの攻撃で勝利した。 直後に現れた赤馬零児にLDS襲撃の目的は身柄を確保したが、囚われた妹「瑠璃」と人質交換をするのが目的だと明かされる。 そのために彼にデュエルを挑もうとするが、デュエルの条件として舞網チャンピオンシップに出場する事になった。 結局赤馬零児は赤馬零王と敵対して人質足り得ないことがこの時点で判明してるので、共通の敵を持った同盟関係のような感じだが。 大会中の所属はLDSジュニアユース。(ジュニアユース参加条件はユース資格を持たない中学生以上なので黒咲は確定中学生というわけではない) LDSの技術で記憶を弄られた三人組はLDS所属の仲間と認識するようになってしまっている。 教師の仇を討とうとする真澄とそれを成就させようとした北斗・刃が、黒咲やライズ・ファルコンをランクが違う等と称賛する姿は何ともやるせない。特に恩師をカード化された上に記憶を弄られて仇を応援させられてる真澄はかなり悲惨…。 大会初戦の相手は融合使いの紫雲院素良。 これは赤馬零児からのささやかなプレゼントである。 エンタメ全開でノリノリにアクションデュエルの口上を始めた素良に対し「デュエル!」の部分しか言わなかった。 それどころかかなり周りから奇異な目を向けられた。 試合後、社長一行と共に管制室で彼らの動向を伺う。 このとき遊矢が現場に駆けつけ、他次元の存在を初めて知り、重要な情報を入手している。 だがユーゴの乱入で監視カメラが破壊され、様子がわからなくなる。 黒咲はユートの助太刀に向かおうとするが慎重派の社長に止められ、そのままユートは謎の失踪を遂げてしまう。 後日社長に問い詰めようとするも、社長はユートのデュエルディスクをこっそり解析している事実を伏せた上で面会拒絶。 さらに後の試合でユートのエースがあの時現場にいた榊遊矢の手で召喚されるのを目にし、 喧嘩腰で問い詰めに行こうとしたがこれも社長に騒動になるからと止められる。 2回戦も難なく突破した黒咲は、3回戦のバトルロイヤルで社長からアカデミアに対抗する部隊「ランサーズ」選定も任される。 そして、来るバトルロイヤル戦において遊矢と初めて会話……したが、ユートの事でご立腹だった為、一方的に質問責めにしてしまい、 遊矢が「ユートに託された」と部分的にしか弁解できなかった時点でナイトオブデュエルズの無作法なデュエルに巻き込まれて中断し、情報を得られぬまま分断されてしまった。 その後、アカデミアから黒咲へのリベンジに燃える素良が帰ってきて再戦に応じる。 油断を捨てた素良との決闘は一晩に及ぶ激闘となり、(途中経過を端折られて)黒咲の敗北に終わってしまう。 この攻撃のダメージか、吹っ飛んで階段を転げ落ちたダメージか、酷い怪我を負った。 負傷した彼のもとに、アカデミアのセレナが現れ、彼女のアシストで一旦逃亡。 彼女は元はと言えば、素良を打ち負かしたエクシーズの残党(=黒咲)を倒そうとスタンダード次元にやってきたのだが、 柚子がユートや黒咲から聞いた戦争体験をセレナに伝えて説得したことで対話に行動を切り替えたのだから、黒咲からすれば不思議な因果応報である。 社長が雇った忍者兄弟も協力するが、セレナを追うオベリスクフォースに追い付かれ、バトルロイヤルデュエル開始。 黒咲達を庇うように戦う月影と、融合使いでありながら命を救い、味方するセレナ。 途中参戦したミッチー大漁旗コンビはオベリスクフォースのトラップコンボで敗北しカード化されてしまい、 月影も危うし――というタイミングで華麗に現れペンデュラム召喚を披露する沢渡さん。 さらに加わった男権現坂のアシストで沢渡のPカードが黒咲の手に託される。 権現坂「お前が決めるんだ」 理由も分からず隣に立ち戦った他次元のデュエリスト達を、黒咲は「くだらん」と吐き捨ててペンデュラム召喚。 3体のモンスターでレヴォリューション・ファルコンを召喚し、オベリスクフォースにトドメをさした。 そんなこんなでオベリスクフォースを撃退した後、自分を訪ねてきたセレナにエクシーズ次元で起きた惨劇を伝える。 同胞たちの悪行に激しく狼狽するセレナだったが、黒咲も妹にそっくりな人間がまた現れたことに困惑気味だった。 しかし、彼女が融合次元の者でありながら決して悪意を持った人物でないことは一応理解した。 後日、ランサーズを率いてシンクロ次元でさらなる戦力の増強を図る赤馬零児に対し、一刻も早く融合次元への奇襲を主張して対立するが、 セレナからアカデミアの戦力の大きさ、プロフェッサーの自分への扱いの丁重さから瑠璃も恐らくは無事との予想を聞き、不本意ながら譲歩する。 そして、社長がユートのデュエルディスクを解析して作った新型のデュエルディスクをランサーズに渡した際に、 初めて社長の手にユートのデュエルディスクがあった事を知り、「託されたと言いながら、やはり貴様がユートに何かしたのか!」と、 社長ではなく何故か遊矢を問い詰めたが、突如遊矢に重なって現れたユートに諌められる。 【シンクロ次元編】 シンクロ次元編ではしばらく他のランサーズの面々共々行方不明になっていたが、権ちゃんとデニスが色々あって地下デュエル場に向かうと、華麗にDホイールを乗りこなし、ムクロさんを倒して大歓声を浴びる黒咲の姿があった。 地下デュエル場での次の決闘は黒咲vsデニスとなる、がその最中にセキュリティにゴヨウされて収容所送りになってしまう。 ここでは(描写はカットされたが)囚人たちと乱闘騒ぎを起こし特別房送りになる。 その後結局また捕まるものの、赤馬零児と評議会の取り計らいによりフレンドシップカップに出場することになったランサーズ一同。 だが黒咲だけは何故か同じランサーズ仲間であるデニスと一回戦で再戦することに。 アカデミアとは無関係なシンクロ次元の観客の前でデニスにスパイの疑いをかけた黒咲はデュエルで徹底的に追及する。 果たしてその疑念は的中しており、デニスはハートランドを襲ったアカデミアの象徴たるモンスター、古代の機械混沌巨人を融合召喚して黒咲を追いつめる。 更にデニスの口からハートランド侵略のゴーサインを出し、瑠璃の誘拐を手引きした事実を告げられ、黒咲の怒りは頂点に達する。 復讐心に駆られながら黒咲は更なるランクアップでRR-サテライト・キャノン・ファルコンを召喚、 攻撃時はなんと宇宙空間まで飛び立ち、太陽光を受けてRRの紋章型のフレアを展開しながら衛星砲でデニスごと爆撃してデュエルに勝利する。黒咲の感情に任せたこの攻撃でデュエルパレスの観客席まで破壊したせいで以後の試合はハイウェイで行われることになる。しかし、このデュエルでの黒咲は観客席にいたシンクロ次元の住民たちを攻撃によって危険な目に遭わせ事態をややこしくさせてしまう事となった。 それだけに収まらず、続く二回戦でクロウと対峙した際は、 ランサーズを仲間と思ってない、自分以外全員が敵と暴露した。 デュエル自体は高度な攻防戦を繰り広げるものの、 自分勝手に己の境遇を語るが次元戦争に無関係のクロウには的外れもいいところで「他所でやってくれ」と正論で否定された。 だがデュエルの後半戦、クロウの世話する子ども達と柚子が高架で観戦している中、タナーが誤ってクロウのモンスターの上に転落する。 ライディングデュエル中は決着がつくまで停止できず、クロウは慌てて高架まで送り届けようとするも、その前にタナーが耐えきれず振り落とされてしまう。 あわや大事故──となるところを、なんと事前にレヴォリューション・ファルコンに乗って待機していた黒咲がキャッチした。 困惑するタナーに「俺にも声援を送ってくれる子どもらがいた」と告げ、無事元の場所に返す黒咲。 この危機により黒咲とクロウのいがみ合いは一気に解け、互いに誰かのために強大な敵と戦っている者同士であることを確認してデュエルを継続。 2つ上のランクアップを繰り返す怒涛の展開でRR-アルティメット・ファルコンを呼び出すが、あと一歩でライフを削り切れず、 クロウのレベル12シンクロA BF-神立のオニマルの前に敗れる。 その表情は本編では考えられない程に穏やかなものだった……。 試合後も黒咲はクロウに再起を誓い、クロウからは仲間だと告げられ、笑顔で拳を突き合う清々しい締めくくりとなった。 ところがクロウが準決勝敗退後に地下労働施設に送られ、アカデミアがシンクロ次元に侵入したことを周囲に伝えると、 真っ先にリアルファイトによる騒動を起こし、他のランサーズやシンジ達革命勢力の活躍もあって地上への脱出に成功する。 その後肝心のアカデミアは見つからないまま撤退されてしまうものの、遊矢達が決勝戦へ向かう途中暴徒と化したコモンズに足止めされた際は、 RRモンスターでデュエルパレスまで送り届けるという貢献を果たす。 決勝戦終了後、ロジェが柚子を誘拐したと知ると、ライズ・ファルコンに乗って現場に行き、ビルの窓ガラスをぶち割って侵入していた。 【エクシーズ次元編】 ロジェが暴走させた転移システムにより遊矢、権現坂、沢渡と共にワームホームに吸い込まれエクシーズ次元に飛ばされたが、 着いて早々、他のレジスタンスをさがしに1人別行動する。 レジスタンスの拠点だったハートランド・デュエル・スクール・スペード校を訪ねるも全滅を悟り、 帰路で自分がアカデミアへの冷酷な尋問の末にスタンダードの情報を入手し、社長と手を組んだ経緯をしみじみ思い出していた。 一方遊矢達はアカデミアとデュエル中でシンクロ次元の回想になり、 地下デュエル場でセキュリティに無言逮捕されるシーン等が流れ、シリアス展開なのに視聴者を笑いの渦に巻き込んだ。 そして遊矢達がカイトに襲撃された際は、クローバー校のレジスタンス・神月アレンと笹山サヤカを引き連れてカイトを説得するものの、 これを拒まれ行方を眩まされる。(皆が銀河眼の放つ光に眩んでいる中一人だけバッチリ凝視していたけど) (最初から遊矢達と同行していれば戦わずにすんだなんて言ってはいけない) しかし一人でアカデミアと戦い続けるカイトと再会し、かつての黒咲以上に仲間を拒絶するカイトと決闘に持ち込む。 今までにも増し積極的にAカードを使用する黒咲をカイトは「よそ者の力に頼ろうとする腑抜け」と蔑むが、黒咲はAカードを仲間の力と主張する。 カイト「信頼し合っていた仲間を失ったとき人はとてつもなく大きな哀しみに囚われる。そんなものは足手纏いでしかない!」 黒咲「俺は仲間を失いたくないからこそ仲間と共に戦う!失った者の想いも背負って…!」 その結果、ブレイズ・ファルコンは戦闘破壊されるもギリギリでライフを残し、 アルティメット・ファルコンにランクアップさせ、一度は銀河眼の光破竜の戦闘破壊に成功する。 次元を超えて追ったユートや、次元世界を渡って得た仲間がいるから自分はここにいる、 そしてカイトもまた仲間だと語りかける黒咲の姿に、遊矢の中のユートも感銘を受け、互いに頷き合う。 (Aカードを探って走り続けながら仲間の大切さを語る黒咲さんはかなりシュールだったけど) だがそんな想いもカイトには届かず、復活した光破竜に返り討ちにされ終わってしまう。やはり究極は負けフラグ 宣言通りカード化されるところを、黒咲の言葉に心を打たれていたサヤカが涙ながらに止めたことで免れた。 サヤカは友人である瑠璃が攫われる瞬間を目撃しており、助けに行く勇気を出せなかったことを悔やんでいた。 そしてアジトへ戻った後も黒咲の言葉を思い出し、カイトを連れ戻そうと一人で街中へ飛び出す。 黒咲は急にリーダー風を吹かせてランサーズを二手に分け、サヤカの捜索に乗り出すが、 サヤカは運悪くランサーズへの刺客としてアカデミアから派遣されたタイラー姉妹と遭遇、駆け付けたアレンと共に撃退される。 続く権現坂&沢渡ペアも墓地共有ルールに不利だったせいか全☆省☆略で倒され、遊矢&黒咲がいよいよタイラー姉妹と対峙する。 かつてスペード校のレジスタンスを全滅に追いやったタイラー姉妹に激しい怒りを滾らせる黒咲とユートだったが、 遊矢が二人の想いを汲みつつ自身のデュエルで決めてみせると意気込むと、彼を信用して決着を委ねた。 結果、遊矢は自身のスマイル・ワールド、ユートのダーク・リベリオン、黒咲のライズ・ファルコン、 三人の力を生かしたバーンコンボをエンタメ風に魅せつつタイラー姉妹に勝利。これにはユートや黒咲もにっこり。 タイラー姉妹の脅威を乗り越えたのも束の間、次回予告ですぐに次なる刺客オベリスクフォースが襲い掛かかるが、 遊矢のエンタメを尊重し、自分もまた自身のデュエルを貫くと決意した黒咲が大活躍してくれることは間違いないだろう。 遊矢「次回、遊戯王ARC-V『戦場に果てる隼』! お楽しみはこれからだ!」 そしてこのあんまりなサブタイトルである。 そして実際の本編はというと、オベリスクフォースの召喚した古代の機械混沌巨人が街を破壊する様に狼狽したサヤカを救うため、 瓦礫から庇って瀕死に陥るという勝敗に全く関係ない形での退場に見舞われた。うわっ…黒咲さんの耐久低すぎ…? 突如現れたカイト(黒咲戦以降思う所があったのだろう)が救助して難を逃れたものの、意識が戻らぬ内にエクシーズ次元の騒動は決着。 寝ている間にアカデミアが改心して総司令官のエドが自分を治療しててランサーズは融合次元に向かってて瑠璃救出はカイトに取られてまるで意味がわからんぞ! 【融合次元編&アークファイブ編】 彼の活躍はこのまま終わってしまうのか…?とファンが心配する中、カイトが塔の番人を倒し、とうとう瑠璃救出を成就した…かに思われた。 次の瞬間、何故かカイトは塔の最上階から空中に投げ出され、それをエドと一緒に駆け付けた黒咲さんがライズ・ファルコンで華麗に救出させたのだ。 一命を取り留めると表現する程の傷から作中一日足らずで復活している?遊矢達の方が出発が早いのにアカデミアに先に着いてる?知ら管 どうしても自分で瑠璃を救出したくてきた黒咲に、カイトは瑠璃に突き落とされたという衝撃の真実をもたらす。 病み上がりというのにまた胃痛になりそうになった黒咲は、瑠璃のいる塔を駆け上がっていくのであった…。「そんなバカな…瑠璃ィー!!」 カイトの言葉を即座に信じなかった黒咲は、階段の先で瑠璃との再会を喜び合う。 だがやはり瑠璃はアカデミアのパラサイトモンスターによって操られており、兄にデュエルを仕掛けた。 ちなみに瑠璃の使用カードは風属性鳥獣族の「LL(リリカル・ルスキニア)」であり、黒咲の「RR」と対になっている。 この時黒咲は「俺がいないと何もできない瑠璃」「妹のデッキを熟知してる兄には勝てない」となかなかキモいシスコン発言をしており、 それに対して洗脳状態の瑠璃は怒りを露わにして反抗するなど、普段抑圧していた本音に聞こえなくもない反応を見せている。 挙句回想でサヤカが瑠璃に自らの大事なカードを渡そうとする行動を理解できず、有無を言わさず瑠璃からカードをはたき落としたりもしてるので、 お互いを想い合っている描写はされつつも、黒咲の兄として問題のある要素が浮かび上がっている。 しかしランサーズとの出会いを通じて変化した黒咲は、Aカード効果でスライド移動してネタ提供しつつカイトを通して託されたサヤカのリトル・フェアリーを召喚。 魔法カードによって同じ数値のランクとレベルでクロスエクシーズ召喚を行い、RR-エトランゼ・ファルコンを呼び出す。 瑠璃は抵抗しようとするも、これまでの黒咲の行動に胸を打たれたのか、正気に戻って自ら望む形で兄に倒される。 急いで駆け寄る黒咲だが、それを監視していたドクトルが嬉々として洗脳の改良に乗り出すなど、まだまだ油断ならない展開であった。(実際この後すぐに再洗脳されている) と思ったら瑠璃をおぶって塔を降りた直後にやっぱり瓦礫の負傷が響いたのか、瑠璃が重すぎたのか、またしてもダウンしてしまう。 目覚めた瑠璃に一人で助けを呼びに行かれてしまうが、この時瑠璃にちゃっかり回復体位で寝かされて、不甲斐なくとも必ずネタは残す鉄の意志を見せつけた。 その後のユート憑依遊矢対洗脳瑠璃戦では何とか回復し、洗脳した張本人を倒さない限り瑠璃の洗脳は解けないことを遊矢に伝え、その人物を探しに行こうとしたが 乱入してきた洗脳セレナにスタンガン(比喩でもなんでもなく本当にスタンガン)を食らい気絶させられる。おい、デュエルしろよ。 その後、カイトとエドに発見されるもののドクトルに関する情報を聞き出された後、そのまま放置されていた。 動けないため連れていくよりは建設的な行動ではあるが… その後は10話近く放置されていたものの覇王龍ズァーク復活による次元融合の余波で何とか目を覚ましカイトと合流。 エドと素良がズァークに敗れた後、カイトとともにズァークに乱入する。 同時にRUMを発動させる驚く顔から吹っ飛ぶ顔までそっくりになるなど息の合ったコンビであったが残念ながらズァークにはダメージを与えられないまま敗北、退場となった。 しかし彼らの奮闘が後々にズァークを倒す布石となったのである。 なお、このときユートのことを思い出しているがなぜか思い出しているのがスタンダート次元編でくらった腹パンで気絶させられたことである…よっぽど印象に残っていたのだろうか… 【ペンデュラム次元編】 エクシーズ次元に戻っていたが瑠璃を探すために融合次元に向かった黒咲。 物語の元凶である無能ハゲ赤馬零王を問い詰めようとしていた。 ここで遊矢たちに瑠璃たち4人が元々レイという1人の女性だった真実を聞かされるもののお前ら、何を言ってるんだ!というもっともな意見で反論。 遊矢に柚子を取り戻すためには零羅を笑顔にしなくてはいけないからデュエルしてくれというこれまた傍から見たら意味不明な説得をされる。 そういえば黒咲がレイ関連の事実を知らされていなかったと気が付いた視聴者多数。 赤馬零王本人にも瑠璃は柚子本人に吸収され消えた可能性が高いことを告げられマジ切れしかかるも零王から「瑠璃たちにも人生があったのに自分は自分の娘のためだけにそれを壊してしまった。いくらでも殴ってほしい」と真摯な謝罪をされ怒りをぶつける事さえできなくなってしまう。 瑠璃もユートも消滅してしまったことから自暴自棄になってしまい、自分の気持ちの整理のために遊矢とのデュエルを行う。 なお、このときの素良と明日香は事実とはいえ黒崎に対して結構辛辣なことを言っている。 お馴染みのライズファルコン、レヴォリューションファルコンに加えランク12のファイナル・フォートレス・ファルコンを披露し死力を尽くして戦うも新たな切り札のオッドアイズランサードラゴンの盛りすぎた効果に敗れ去る。 負けこそしたがデュエルの中で遊矢の中にユートがいることを確信し、柚子が復活すればその中で瑠璃も生きているとして戦争から解放され全ての反逆を終え憑物が落ちたかのように晴れ晴れとした笑顔になった黒咲はすべてを遊矢に託したのだった。 一方で遊矢がデュエル中に機会があったにもかかわらずダークリベリオンエクシーズドラゴンを出さないことを不思議に思っていた。 最も、攻撃力100のライズファルコンしかいない状況だったので出さなくても不思議ではなかったのだが その後は遊矢と赤馬零児の最終決戦を安らかな笑顔で観戦していた。 そう、俺達はまさに 項目の追記・修正に追い込まれている! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] コメント欄が長くなってきたのでリセットしました -- 名無しさん (2016-03-10 21 13 48) 信じて送り出した黒咲さんがシンクロ次元の地下デュエルにドハマリしてキメ顔ライダースーツ姿で戦ってるなんて…… -- 名無しさん (2016-03-27 08 26 21) 悪い人じゃないのにやること成すこと全てが笑いを誘ってしまう人物。どうしてこうなったw -- 名無しさん (2016-03-27 10 58 30) 動きの全てを切り取られる男 -- 名無しさん (2016-03-27 23 04 59) 野鳥先輩もしくは鳥獣先輩 -- 名無しさん (2016-03-28 14 53 19) 故郷に帰ってきて、レジスタンスはユートと自分を欠いて壊滅 何を思うのか黒咲 -- 名無しさん (2016-04-04 11 33 43) ↑カイトは? -- 名無しさん (2016-04-04 12 18 33) ↑さすがに人員不足の中で一人エースじゃ無理だろw -- 名無しさん (2016-04-05 15 58 56) 孤高なのか仲間思いなのか曖昧なキャラになってしまって残念 -- 名無しさん (2016-04-08 18 09 46) 孤高に見えるが実は仲間思いじゃなくて? -- 名無しさん (2016-04-08 18 25 31) ユートとの絡み見てると元からだと思うけど、ベルセルクのガッツ見てるような気分になるのもわかる。 -- 名無しさん (2016-04-08 18 57 45) 某常識に囚われない社長までとはいかんが主人公たちとはつるむ気はないけど仕方なくくっつく、いわゆるツンデレ的なアレがこの人あんのかな? -- 名無しさん (2016-04-08 19 10 49) ユニクロ咲 -- 名無しさん (2016-04-10 23 02 38) ↑安定のネタ要員(本人は真面目) -- 名無しさん (2016-04-11 16 59 33) (融合次元の)被害者で(スタンダード次元の)加害者。今作における次元戦争・争いを体現した人物と言えるかもしれない -- 名無しさん (2016-04-14 13 57 07) ↑その2人の出番が現在ほとんどないあたり本当に嫌いなんじゃ… -- 名無しさん (2016-04-14 21 56 09) 譟心RPG縺ョ謐サ縺上l蠑灘?邉サ縺ョ諤ァ譬シ縺励※繧九h縺ェ -- 名無しさん (2016-04-20 00 05 48) ついに瑠璃がしゃべった! -- 名無しさん (2016-05-10 11 16 20) 全体に渡って細かい説明やネタに補足修正したりしました。前の文章の方がよかったらご要望ください -- 名無しさん (2016-05-17 15 36 26) 黒咲さんならきっとカイトにリベンジしてくれると信じているぜ -- 名無しさん (2016-05-18 11 08 21) 続けてで申し訳ないが、素良との再戦の部分の「油断と慢心を捨て復讐心に燃えるーー」みたいな文章は残しておいて欲しい。他と勘違いしてたら済まない -- 名無しさん (2016-05-18 11 23 55) ちょwwwネタバレ次回予告やめいww 流石にカード化は無いはずだが果たして… -- 名無しさん (2016-06-05 23 44 38) 仲間想いなのは初期の頃からカード使う時の口上で分かるんだよな -- 名無しさん (2016-06-26 07 55 11) 勘違いだったとは言え登場初期の罪もない人をカード化して罪悪感一切見せず挙げ句の果てには大切な人をカード化された人の目の前で「哀れなほど薄っぺらで」と罵る姿はぶっちゃけクズ野郎にしか見えなかったな だが今じゃ遊戯王シリーズの中でも大好きなキャラ -- 名無しさん (2016-06-28 23 24 12) もうすぐ融合次元行きそうだけど、黒咲は怪我でハートランド残留で離脱かな? -- 名無しさん (2016-06-28 23 26 16) ↑だとしたら残念だな アカデミア殴り込んで無双する黒咲が見たかった -- 名無しさん (2016-06-28 23 33 52) エドといっしょに来そうだな 復活はもう少しかな -- 名無しさん (2016-07-03 18 33 05) コールドスリープ黒咲 -- 名無しさん (2016-07-03 18 36 23) ステータスで例えるとATK3000/DEF0みたいな感じ。エクシーズ次元人+闇鳥獣使いなせいで耐久力の低さが著しい -- 名無しさん (2016-07-03 18 39 45) カイトinという謎采配本当に過去キャラの犠牲者だ -- 名無しさん (2016-07-04 19 18 30) むしろ活躍しまくってたんだから休んでもいいのよって感じだが。絶対美味しいところで再登場するんだろうし -- 名無しさん (2016-07-04 19 22 03) しかし、そこでは黒咲が活躍…してないだと!? -- クロアッサン (2016-07-27 16 00 23) ほんとアンチってどこにでも出てくるな ま、その分通報すればいいけど -- 名無しさん (2016-08-11 02 21 57) 次回予告で残像出しながらスライド移動してた -- 名無しさん (2016-08-17 11 04 35) 何で生身で残像出る速度でスライド移動出来るんですかねぇ……アレがデュエリストか(混乱) -- 名無しさん (2016-08-18 08 34 50) 仲間のカード -- 名無しさん (2016-08-22 07 11 07) ↑失礼 仲間のカードが受け継がれて妹を助けだすってのがいいね -- 名無しさん (2016-08-22 07 12 03) 最後に躊躇いなくダイレクトアタック決めたのは、瑠璃を自立した人間と認めて妹離れが出来たっていう描写でもあるのかな。 -- 名無しさん (2016-08-23 22 28 58) カイトのような立ち振る舞いでシャークのような獰猛さ…遊馬ならどう攻略するだろう -- 名無しさん (2016-08-23 23 18 25) 最近、記念館で17歳と判明。……ユートと瑠璃が遊矢と柚子と同い年だと考えると結構離れているんだな -- 名無しさん (2016-08-24 00 08 04) ↑あれは初期設定。そういうのは現行までに大分変わる可能性があるから公式設定とは言い難いよ。 -- 名無しさん (2016-08-24 02 22 00) 咲と崎を間違ってる人多いな -- 名無しさん (2016-08-27 06 41 06) セレナにスタンガンでやられたシーンは何とも言えない気持ちになったよ。 -- 名無しさん (2016-09-30 22 34 19) スタンガン食らったら気絶するのなんか当たり前なんだよなぁ アンチは当たり前なことにも噛みつくのか…… -- 名無しさん (2016-10-10 00 52 05) 飛行タイプが確定した瞬間だな -- 名無しさん (2016-10-26 07 45 21) 俺にこんなかわいい妹がいるはずがない -- 名無しさん (2016-10-26 12 07 58) 漫画版は色々ネタも豊富だが根っこはふっつーにいい人という絶妙な塩梅よな -- 名無しさん (2016-10-26 12 37 00) 柚子シリーズの設定的に、本来は黒咲は一人っ子として生まれる可能性があったんかな、瑠璃以外の家族構成が未だ不明だし -- 名無しさん (2016-11-06 16 24 24) 銀河眼の光破竜じゃなくて銀河眼の光波竜だよ。間違ってるのわざとなのか? -- 名無しさん (2016-11-19 00 14 59) もう出番はないのかね -- 名無しさん (2016-11-27 18 22 38) カイトとのタッグ楽しみ -- 名無しさん (2016-12-10 07 00 04) 活躍ってほぼ雑魚狩りしてないじゃん ワンターンスリーキルゥ(笑) -- 名無しさん (2016-12-10 23 39 51) 腹パン根に持っててワロタ -- 名無しさん (2017-01-09 18 33 33) バレ見たけど -- 名無しさん (2017-02-09 21 27 05) やっぱ黒咲強いわ -- 名無しさん (2017-03-05 19 45 54) あと一年早く戦えば・・ -- 名無しさん (2017-03-05 19 52 58) ↑あと一年早く戦ったらなんだよ? -- 名無しさん (2017-03-05 21 27 18) 最終話でも笑顔だった黒咲に敢えて問いたい。本当にそれでいいのか -- 名無しさん (2017-03-27 13 51 44) ↑諦めてねぇって言ってただろ -- 名無しさん (2017-03-27 14 29 38) 家族も親友も帰るべき場所も失った黒咲ほんとかわいそう -- 名無しさん (2017-03-28 06 21 23) ↑1 帰るべき場所は残っている。 -- 名無しさん (2017-03-28 06 47 47) 失ったわけじゃないんだよなぁ…… それに本人は諦めてないし -- 名無しさん (2017-03-28 07 32 28) 煽りを削除 -- 名無しさん (2017-04-04 15 29 40) せめて帰る家だけは無事で本編終了後は家でゆっくり療養していると思いたい -- 名無しさん (2017-04-04 20 25 09) 最終回後また次元繋がったらしいしエクシーズ講師として遊勝塾に住み込んでそう。 -- 名無しさん (2017-04-25 21 53 47) 荒らしの書き込みを削除 -- 名無しさん (2017-04-26 14 43 13) 家族、親友、故郷の為に闘い続けて最後に報われて感動した -- 名無しさん (2017-04-26 15 12 09) クロウとのデュエルで初志を思い出し絆を深める展開はデュエル構成も相まって清々しいものがあった。個人的にシンクロ次元編のベストバウト -- 名無しさん (2017-04-27 16 03 27) 漫画版の暗算コンクール優勝はものすごくシュールすぎるんだよな…柚子が出てることも含めて -- 名無しさん (2017-05-08 19 39 39) アジト捜索で柚子に詰め寄った時のアングルがアレを見せつけてるようにしか見えない -- 名無しさん (2017-05-08 19 47 02) 親友も妹も失ったから不幸みたいなコメ見かけるな。遊矢戦の結末や最終回でも描写されてたけど笑顔の素晴らしさを知ったから全然不幸じゃないんだよな。X次元編から見直して欲しいわ -- 名無しさん (2017-05-09 11 52 46) 遊矢戦後の爽やかな笑顔は黒咲にとっての戦争は終わったと思える感動的なシーンだった -- 名無しさん (2017-05-09 19 57 57) 煽りコメントを削除しました -- 名無しさん (2017-06-05 15 09 59) 報告にあったコメントを削除 -- 名無しさん (2017-06-09 22 37 57) 瓦礫(いわ)とスタンガン(電気)に弱いからひこうタイプは確定だな。腹パン(かくとう)に弱いのは知ら管。 -- 名無しさん (2017-06-24 08 57 44) 黒いしあくタイプなんじゃね -- 名無しさん (2017-06-24 14 34 46) 漫画版の番外編でブーメランタイプの水着姿を披露した模様。 -- 名無しさん (2017-07-31 03 49 39) 終盤の展開をいまさら追記。アンチすぎず信者すぎずネタっぽく書いてみましたどうでしょうか。本編後に体を持った妹さんや親友と一緒に笑顔になれたと信じたい… -- 名無しさん (2017-12-28 18 43 59) アンチは分かっていないけど、妹を助けるのは諦めてないんだよなぁ -- 名無しさん (2018-03-20 01 39 20) 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2018-11-29 23 20 59) 地下労働施設でラジオ片手に持って出てきた時のインパクトは今でも忘れない -- 名無しさん (2020-05-11 02 57 05) しかしそこでは黒咲が大活躍をしていた! -- 名無しさん (2020-05-11 05 03 50) こいつのヴァトルダ!とハツドォウ!の言い方癖になる -- 名無しさん (2020-12-19 19 37 50) 5D'sを描きたくてたまらない監督がシンクロ次元編までの繋ぎとして5D'sっぽいキャラを出したのが黒咲。だから5D'sキャラ本格参戦までは優遇されまくり、ジャックやクロウが自在に出せるようになったら用済みで雑扱いになった感。 -- 名無しさん (2021-01-14 21 21 50) 敗残兵のスペック相応の役割に落ち着いだだけだよ -- 名無しさん (2021-01-16 15 54 15) 1期は「こいつだけ5D'sのノリ」「xyzじゃなくてシンクロ次元の人じゃね?」と言われてたからな。所詮はゴッズの完全下位互換キャラ -- 名無しさん (2021-01-18 09 18 00) レジスタンスを騙るただのテロリストだった -- 名無しさん (2023-06-05 07 46 23) 妹も親友も失った途端ランク13というドン千やエリファスと同じ境地に立った男 -- 名無しさん (2023-10-27 09 01 25) 名前 コメント
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ゴーレム種(13) 純正種寿命:3才6ヶ月 純正種成長期:1才6ヶ月2週~ 好物 好き:野菜 嫌い:乳製品 ※好物はあくまで目安です 名称 パワー 賢さ 器用 速さ 丈夫 体力 派生 タイタン B C C E B C スエゾー モチニュードー B D D D A B モッチー ゴーレム A E D E A B 純正 ヘビーダイアナ B D C D B C ピクシー プリズンガード A E C D B C ザン バトルロックス A E C E A B デュラハン ゴビ A D C D B C ヘンガー アラワシオウ A E D D A C ライデン ダイコロボッチ B D D D B B コロペンドラ モコロック B D D D A B ラムール ガジェッターG A D C E A B レア グルザードV B B B E A C レア クリスタリア レア 技 カテゴリ 名称 効果 習得方法 Lv3習得 パンチ パワー20%UP Lv3 Lv7習得 タックル 体力30%UP Lv7 Lv12習得 しっぺ 器用150UP Lv12 基本技1 ストーンガード 丈夫20%UP ターギジャングル 第二層・第三層 基本技2 掌打 パワー30%UP トーレス山脈 第二層・第三層 必殺技1 Bチョップ パワー50%UP トゥグルの洞窟 第一層~第四層ペトラドネ遺跡 第10層 必殺技2 地震 賢さ80%UP カウレア火山 第四層 超必殺技1 竜巻アタック 体力80%UP ゴート海岸 第五層 超必殺技2 弾岩爆火アタック 丈夫90%アップ ペトラドネ遺跡 第十層 究極奥義 ビックバンプレス 体力160%UP 究極奥義2 ビックバンパンチ パワー180%UP 派生技 ダイヤガード 丈夫40%UP ピノール雪山 第四層 覚醒技 アイアンメイデン 丈夫60%UP 覚醒技の秘伝書 使用 真覚醒技 地獄のアッパー パワー120%UP 真覚醒技の秘伝書 使用 パワー技 ツイン掌打 パワー40%UP トーレス山脈 第二層・第三層カウレア火山 第一層・第四層 賢さ技 マグニフィスト 賢さ50%UP カウレア火山 第一層・カウレア火山 第四層 器用技 でこぴん 器用20%UP ターギジャングル 第三層ゴート海岸 第一層・第五層 速さ技 ロケットパンチ 速さ200UP ピノール雪山 第四層 丈夫技 ロックガード 丈夫30%UP トーレス山脈 第三層ゴート海岸第一層 体力技 フライングプレス 体力40%UP ターギジャングル 第三層ピノール雪山 第四層 情報提供者 ユウ さん hamuzuki さん レベル3パンチパワー20 レベル7タックル体力30UP レベル12しっぺ器用150UP 掌打パワー30UPツイン掌打40UPロックガード丈夫30UP山脈三層 Bちょっぷパワー50UP洞窟四層 ダイヤガード丈夫40UP雪山四層(純正のみ?) -- ユウ (2011-04-22 23 34 19) ロケットパンチ速さ200UPフライングプレス体力40%UP 雪山四層 -- ユウ (2011-04-24 00 37 56) メモ:成長期1歳6ヶ月目~ -- 管理人 (2011-06-18 00 01 54) ダイコロボッチ 野菜/乳製品 -- hamuzuki (2011-07-28 04 25 08) ピノール雪山 四層 プリズムガード 影分身 速さ 40%アップ -- 名無しさん (2011-08-31 18 38 00) >名無しさん 「派生技」に記載させていただきます -- 管理人 (2011-09-01 10 44 00) イベント・練武の館より【超必殺技1/竜巻アタック/省略】【超必殺技2/弾岩爆火アタック/丈夫90%アップ】 -- hamuzuki (2011-09-22 20 09 29) ペトラドネ遺跡第10層でBチョップが出ました。 -- hamuzuki (2011-11-08 18 21 29) ラムール派生 モコロック -- ユウ (2011-11-26 15 22 54) モコロック パワーB賢さ器用速さD丈夫AパワーB -- ユウ (2011-12-02 15 26 27) バトルロックス、カウレア火山4層で地震【賢さ技80%】取得 -- ともぷー (2012-02-10 18 00 49) 名前 コメント
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「メ、メイド長……どうしてここに……」 コンビニで立ち読みした後に少々買い物を嗜み、アパートに帰った〇〇を待ち構えていたのは かつて幻想郷に迷い込んだ自分を迎え入れてくれた紅魔館のメイド長、十六夜咲夜その人であった。 幻想郷から戻って半年経った今でも、銀髪でメイド服を来た瀟洒な女性を忘れよう筈が無かった。 「久しぶりね、〇〇……こちらとあちらの時間軸が同じなら、半年ぶりくらいになるかしら?」 「はぁ……」 「相変わらず呆けた顔ね。だらしないからやめなさい……と、これは前にも言ったわね」 「いや、いやいや……なんで外の世界に……」 「ああ……解雇されたから、ここに泊めてもらおうと思って」 「……へぇー」 〇〇はそれほど頭の回転が良くなかったので、彼女が何を言っているのか理解できなかった。 とりあえず彼は、最近観た番組で使用されていた「へぇボタン」を叩く真似をしてみせた。 「って……解雇? メイド長が? まさかのクビ?」 「もうメイド長ではないわ……ふふっ、笑いたければ笑いなさい……」 「クビっすか!! HAHAHAHAHA!!」 外国人を下手に真似た笑いは、自虐的な咲夜の言葉によって作られた微妙な雰囲気を吹き飛ばすための 彼の精一杯の努力であった。それがより微妙な雰囲気を醸し出してしまったことは言うまでもない。 「…………なんか、すいません……で、なんでまたクビに……?」 「……まぁ、恥ずかしい話なんだけど……お嬢様の度を過ぎた我侭にうんざりして、つい……」 「え……? 普段お嬢様にヘーコラしてる咲夜さんが、うんざり?」 「へーこら……そう見られてたのね、私……」 紅魔館当主、レミリア・スカーレットの命令には誰一人として逆らえない。 それは紅魔館に与する者にとって絶対遵守の理であり、完全で瀟洒な従者である十六夜咲夜には 生命体の呼吸と等しいと言って過言では無い程、当然の事柄でもあった。 「……それで、つい……何ですか?」 「……つい、『カリスマも無い癖に偉そうに』って言ってしまって……」 「うわぁ、これはひどい」 「あと、場の勢いで『妹様の方が強いのに』『ただの引きこもり』的なことを……」 「ひどいって言うか、もうボロクソじゃないですか……」 「時を止めてないのに場が固まったわ」 「能力いらずですね……」 珍しく瀟洒な従者が放ったささやかな冗談ですら、〇〇には痛々しく見えるだけであった。 かつて彼女が紅白の巫女や黒白の魔法使い、半人半霊や月の兎と鎬を削ったことなど、 誰が今の弱々しい彼女から想像できるだろうか。その燦然と輝く歴史はもはや過去の栄光でしか無かった。 「……それで、気付いた時には辞表をお嬢様の顔に叩きつけて、紅魔館を飛び出していた……」 「…………ストレス溜まってたんですね、メイド長……」 「いい音がしたわ……スパーン、って……」 〇〇は「それは厳密にはクビではなく辞めてきたのではないか」と考えていたが、 そのような言動や振舞いをあの唯我独尊・傍若無人な当主が許すわけもないだろうし、 本人はそれも分かってクビだと言い張っているのだと思って、言うのを止めた。 「……だからって、何も外の世界に出なくても……」 「だってあなたの家くらいしか、行くアテが無いし……」 「……メイド長の、わずかな知り合いに選ばれて光栄な反面……複雑な気分です……」 「わずかな、って失礼ね。否定はしないけれど」 幻想郷は全てを受け入れる場所ではあるが、それは行けたら、という仮定の話である。 通常、平平凡凡な人間では行くも帰るも容易いものではなく、十六夜咲夜とて例外ではない。 一度こちらへ来てしまった以上、彼女は二度と幻想郷へ戻れないかもしれない。 「時を操るメイド長」なる肩書きが平平凡凡であるか、という疑問はあるが…… 「神社とか、永遠亭とかに駆け込めば……」 「お嬢様ならともかく、私が言ってまかり通るわけないでしょう」 「けど、友達の友達は友達ですよ?」 「お嬢様とあの巫女はともかく、私とお嬢様は友達じゃないわ……」 「まぁ、確かに。主従関係ですしね」 「ふふっ、今や主従ですらないわ……赤の他人よ」 〇〇は言ってから後悔した。今の彼女に追い討ちをかけるのは非常によろしくない。 彼女は幻符「殺人ドール」の使い手だが、精神的「殺人ドール」には耐性が無いらしい。 「……それにしても、思い立ったら早いものだったわ」 「どうやってこっちに出てきたんです? しかも俺の家の前……なんとなく予想はつきますけど」 「とりあえずマヨヒガに行ったの」 「もう分かったので結構です。でも、よりにもよって俺の家か……」 「……やっぱり、迷惑だったかしら」 やはり後ろめたいのか、咲夜はしょぼんと項垂れてしまった。 「とんでもない。ただ、アパートはあまり広くないとは言っておきます。あと散らかってます」 「どこかの魔法使いの家ほどじゃないでしょう?」 「たぶん……まあ玄関で話すのも何ですから、とりあえず上がってくださいよ」 「ありがとう……お邪魔します……」 幻想郷、紅魔館――― 「小悪魔、レミィは部屋にいた?」 パチュリー・ノーレッジは自分の使い魔である小悪魔に、当主レミリア・スカーレットの状態(主に精神的な)を 確認するよう指示していた。忠実な下僕を失った友人の状態によっては、何らかの対処をせねばなるまい、 と彼女は考えていたのである。 「一応、いるにはいるのですが……責任を感じておられるのか、随分と落ち込んだご様子で」 「布団にくるまってなかった?」 「くるまってました。引きこもりの構えですね、あれは」 「やっぱりね……普段強気に振舞ってる分、打たれ弱いのよね、レミィ……」 以前、パチュリーが大切にしていた魔導書にレミリアが紅茶を零した事があった。 パチュリーはあまり寛大では無いので当然怒ったが、レミリアは開き直って 零す様な場所に置いているのが悪い、と主張した。これがパチュリーの神経を逆撫でし、 彼女は般若のような形相で紅魔館を出ていった。小悪魔はおろおろするばかりで、結局残ったが。 しかし、咲夜が魔理沙の下に身を寄せていたパチュリーに泣きつくまでには、数日とかからなかった。 食事も摂らず、布団にくるまって部屋から出てこない友人に流石の咲夜もお手上げだったようだ。 紅魔館に戻り彼女の部屋を訪れるなり泣いて抱きつかれた時は、冷静なパチュリーでもかなり動揺した。 そして、涙を流して謝る友人を胸に抱きつつ、そういえば以前にもこんなことがあったと思い返し――― 「キリがないわ」 「はい?」 「なんでもない。他に気付いたこととかある?」 「えーと……あとですね、ただでさえ赤い部屋が更に真っ赤になってました」 「……何故?」 「あまりにも鬱だったようで、ナイフで手首を切ったとか」 「自殺? はぁ、莫迦ねぇ……」 「ほんと莫迦ですよね。そんな程度じゃ死なないのに。プフー!」 腕一本吹っ飛んでも死なない吸血鬼が、手首を切った程度で死ぬわけもない。 しかしパチュリーにとっては、レミリアが自殺できなかったという事実よりも、 彼女がそこまで追い込まれている、ということの方が遙かに問題であった。 「ずっと凹まれてても困るのよね……」 「はぁ、そうなんですか? 静かでいいですけど」 「あのね……」 どうにも自分の使い魔は、組織の階層構造が保たれていることの重要さが まるで分かっていないらしい。そう思ったパチュリーが頭を抱えるのは至極当然の流れである。 上から指示や権限を与えられて初めて下は機能する。実際、現状の紅魔館は 当主とメイド長を失い、指揮系統がひどく混乱しているというのに。 「事実上、パチュリー様がトップですよね」 「私は客人よ。だから、何かあった時の責任は取れないわ」 「じゃあ、美鈴さんがトップですか?」 「あら凄い。門番が紅魔館全体に指揮を出して、周りの問題も全て解決してくれるだなんて。 あの門番のどこにそんな潜在能力があるのかは知らないけど、小悪魔ったら物知りなのね?」 「え……ご、ごめんなさい……」 「……だからあの二人には早急に元の状態に戻ってもらわないと困るの」 パチュリーの皮肉で、ようやく小悪魔も気付いたらしい。 妖精メイド達だけに任せていては、最悪の場合、紅魔館の機能が停止する、ということに。 「あ……そ、そうなるとまずいです……咲夜さんが外の世界に出た、って報告が」 「は!?」 「ひぃ!?」 「……ちっ、咲夜、思い切ったわね……神社あたりにでも行くかと思ってたけど、そう来るとは……」 「や、やっぱり〇〇さんのところでしょうか……」 「他に行くところ無いでしょう。半年前、〇〇を外へ送ったのはあのスキマ妖怪だから…… 咲夜もアイツに頼んだに違いないわね。〇〇の場所も知ってるだろうし」 外の世界は、幻想郷の住人にとって未知の世界である。 そんなところに飛び込んで行くのに、彼女は何の躊躇も無かったのだろうか。 それとも、考えている余裕が無かったのか。パチュリーや小悪魔には知る由も無かった。 「どうします? 咲夜さんは戻ってこないでしょうから、こちらから出向くしか……」 「そうね……けど外の世界がどうなってるか分からない以上、レミィは……」 「太陽の光が危ないですし、そもそもあの引きこもりには何も期待できないです。 かと言って、妖精メイドでは些か頼りないですよね……」 パチュリーにとっては小悪魔も頼りないものであったが、面倒なので言わなかった。 そして、小悪魔が先ほどから友人に対して辛辣な言葉ばかり吐くのが気に食わなかったが、 莫迦なのも引きこもりなのも真実なので、やはり言わなかった。 「じゃあ何? 向かえそうなのは、私とあなたと門番ぐらいしかいないの?」 「門番は門番だから門番なんですよ?」 「ごもっともね……それじゃ、私とあなただけ?」 「そうですね……外の世界への遠征だっていうのに、二人しかいないなんて……」 「はぁ……」 翌日、紅魔館――― いつものように門前に仁王立ちしている紅美鈴。 「今やこの紅魔館も、私と妖精メイドだけ……あ、お嬢様もいたっけ」 と、そこに響く轟音。 「……館の中から? パチュリー様の新しい実験かな?」 「美鈴さぁーん!」 そこには、茫然とする美鈴に駆け寄る妖精メイドの姿が! 「もう妹様なんてこりごりさ! 二度と食事の差し入れなんてしないよ!」 「あら、妖精メイドAじゃない。なんとなく事情は分かるけど、どうしたの?」 「大変なんです美鈴さん! 妹様が目を放したスキに扉を破壊して……」 目を放したスキに出ていくのなら扉は破壊しなくていいと思うが、 そこは妹様、次の犯行に備えてキッチリ壊していくんだな、と美鈴は感心していた矢先。 今度は、轟音というよりも、爆音が辺りを揺るがした。 「あ、今壊れたの美鈴さんの部屋ですよ」 「…………」 同時に、美鈴は咲夜の存在が如何に大事であったかを思い知らされた。 通常、このような事態が起こった場合、メイド長である咲夜に指示を仰ぎに行くのが規則だ。 この妖精メイドが昨日の咲夜の事件を知っており、咲夜が不在だと分かっていても、右往左往した後、 美鈴に助けを求めに来るまでには、幾ばくかの遅延時間が生じただろう。 この時間が、妹様、すなわちフランドール・スカーレットの脱走においては "このような"致命的な問題と成り得るのである。 そもそも、食事の差し入れ自体、時を止められる咲夜でなくては務まらない仕事であったので、 別のメイドがそれを行っている時点で、これはある意味、当然の結果だと言える。 「じゃあパチュリー様にお願いして雨を……あ、いないんだっけ」 「どどどどうしましょう!?」 「落ち着いて、まだ慌てるような時間じゃないわ。それならお嬢様にお願いして……」 「お嬢様はまだ布団にくるまってます!」 「ああ、そうだった……必要な時に役に立たない……」 「も、もうおしまいです……紅魔館、バンザーイ!!」 咲夜やパチュリー、小悪魔がここに帰ってきた時、紅魔館が無くなっていたら顔向けができない。 何より自分が、職を失いたくはない。そう考えた紅美鈴は、ある決心をした。 「……安心なさい。私が妹様を止めるわ」 「め、美鈴さんが!? 無茶です! 細切れの肉片にされますよ!?」 「大丈夫よ。そんなウルフマンみたいなことにはならないから」 だが彼女の頭の中では、スプリングマンにバラバラにされるウルフマンと自分が重なって見えていた。 もちろん先ほどの発言は虚勢である。しかし美鈴には退くことは許されない。 「肉片にされない、って……肉片も残らないってことですか!?」 「いや、なんでマイナス方向の解釈なの?」 「だ、だって……」 「ふふっ、忘れたの? 私には虹符「彩虹の風鈴」があるのよ……?」 「あ、やっぱりダメじゃないですか……」 「どういう意味だゴルァ」 自分のスペルカードが自分より圧倒的に弱い妖精メイドにさえ弱小と認識されているのは、 門番としての役割が果たせていないと莫迦にされ続けている美鈴でも、流石にショックであった。 「あ、妹様が来ましたよ!」 「ええ、壁という壁をぶち破ってくるあの赤いお姿はまさに妹様」 赤いものが凄い速度でこちらに向かってくると、もしかしたら何かが三倍なのではないか、 と現実逃避を始める妖精メイドA。しかし美鈴は未だ毅然としていた。 「ほ、ほんとにどうするんですかぁ!」 「ふ……最初から勝てないと思うから勝てないのよ」 「……心構えの問題ってことですか?」 「そう……まぁ見ていなさい。私のスペルカードを……!」 ─────── 「ひどい……」 〇〇の部屋(アパートの一室)に入って開口一番、そう呟く十六夜咲夜。 それが心からの言葉であったことが、彼女の表情からも伺える。 「だから言ったじゃないですか」 「狭いし、散らかってるし、人の住むところじゃないわ」 「……そこまで言わなくても……」 〇〇のガラスのハートにヒビが入ったが、咲夜がそのようなことを気にかける訳もなく。 広く、そして清潔に保たれていた紅魔館に長く住んでいた咲夜は、 〇〇の部屋に対してあからさまに嫌悪感を示していた。 「とりあえず、今すぐ掃除しなさい……」 項垂れながら咲夜が言った。 「はあ……あのですね、メイド長」 「何?」 「掃除が面倒だから、こんな風になってるんじゃないですか」 「でしょうね」 「それで、やれと言われて、やるわけないでしょう」 胸を張って誇らしげに言う〇〇。 「……開き直るつもり? あなた、私に逆らえる身分じゃ……」 咲夜はいつもの調子でそこまで言って、後悔した。今の咲夜は所詮ただの客人であり、 彼女だけでなく〇〇すらも、既に紅魔館におけるヒエラルキーとは関係が無いのである。 加えて仮に階層構造が成り立っていたとしても、今の二人の立場は…… 「…………」 無言で掃除を始めようとする咲夜。 「ちょっと、メイド長……」 「いいわ、私がやるから。あなたはくつろいでて」 「いやいや従者、そういう訳にもいきません。お客人に働かせるなんて」 「無償で宿を借りるのだから、これぐらいはさせて」 「俺も手伝いますって」 「……気持ちだけ、受け取っておくわ」 「いや、だから――」 ―――――― 結局〇〇が気付いた時には、散乱していた本が本棚に綺麗に収まり、広告や新聞紙が紐で纏められ、 多量のゴミが袋詰めで外に置いてあり、エロ本が机の上に並べてある、という有様であった。 咲夜は時間を操ることができる、ということを〇〇は完全に失念していた。 特に紅魔館にいた頃は、掃除をする時は埃が散らないよう、彼女は必ず時を止めていたというのに。 「なるほど、俺ができることなんて無かったわけですね……」 「だから気持ちだけ、って言ったじゃない」 「腐っても鯛、とはよく言ったもんです」 「……何が?」 「職を失っても、やっぱりメイド長はメイド長だなぁ、って感心してたんです」 「…………あ、そ」 〇〇の言葉が恥ずかしかったのか、咲夜はぷいっとそっぽを向いてしまった。 「……さて、綺麗になったし……次はこの部屋を広くしましょう」 「流石に無理です。スキマ妖怪でも無理です」 「さあ、それはどうかしら」 なんということでしょう! 咲夜(匠)が不敵な笑みを浮かべそう呟いた瞬間、 途端に部屋の広さが2倍程にも拡張したではありませんか! 「どう?」 「…………ああ、そういえば……」 時間を操る者は空間をも操る。紅魔館が見た目より広いのは 咲夜が空間をいじっていたからだということも、やはり〇〇は忘れていた。 「これで、健康で文化的な最低限度の生活ができるわね」 「俺の部屋は今まで、生存権すら保障されない魔境だったんですか……」 〇〇は咲夜が日本国憲法第25条を知っていることを不思議に思ったが、 「まあ、メイド長だしな」ということで無理矢理自分を納得させた。 「それじゃ一段落したし、お茶でも淹れますよ」 「お茶? いえいえ、僭越ながら私めが」 「あの、メイド長。本当に気を遣わなくていいですから。普通逆ですから」 「お言葉ながら、既にメイド長ではありません故に……不肖の身ではありますが、どうか」 急に敬語を使い始めた咲夜は、そう言った後、深々とお辞儀をした。 「うわぁ、頭なんか下げないで下さい!」 「いえいえ……この家のご当主はあなた様であるからして、瀟洒な振舞いは至極当然と言えましょう」 「ぬぅ……もう当主でも何でもいいから、その態度と敬語はやめてください、メイド長……」 〇〇は、咲夜が悪乗りを始めたことには気付いていたが、 咲夜自身が解雇されたショックを忘れるために気丈に振舞っているのだと思い、水を差すようなことはしなかった。 一方咲夜の本心はと言うと、泊まるどころか完全に住むつもりになっていたので、 その冗談めいた言葉の中には感謝と敬服の意も込められていた。だから、このようなことも言ってみせたりした。 「あ、それと……名前で、呼んで」 「はい?」 「お嬢様だって、私を「メイド長」とは呼んでいなかったでしょう?」 「ああ、また俺が当主だから、って話ですか」 「もちろん。あと、敬語も禁止」 実は〇〇は、咲夜がそう言い出すであろうことをなんとなく予想していた。 この完全で瀟洒な従者が、主人が敬語や敬称を用いることなど許すはずもない。 「お断りします」 「どうして?」 「だって……俺はずっとメイド長の下で働いていたわけですから。俺が主人だなんてとてもとても」 「……確かに、長年染みついた癖は離れ難いものだけど」 「でしょう?」 「…………なら敬語はともかく、名前……これが最大限の譲歩」 なんで従者に譲歩されてるんだろう、とは言えない〇〇であった。 言えば主従関係を認めたとされて、結局敬語も止めさせられるだろうから。 〇〇は半年前どころか今でも、心から彼女を尊敬していたから、それだけは譲りたく無かった。 ―――― 「お風呂、いただいてもいいかしら?」 こちらの世界に出た後、てんやわんやで疲れの溜まっている咲夜がそう言い出すのも無理は無かった。 「いいですよ。でも着替えとか持ってます?」 「そういえば、メイド服以外持ってきて無いわね……失敗したわ」 おそらく無いだろうと思いつつ、〇〇は聞いていた。 彼女の手荷物と言えば、スペルカードと銀のナイフ、他に少々の小道具程度だったからだ。 「じゃあ、俺のシャツでもいいですか? ちょっと大きいと思いますけど」 咲夜は何の躊躇もなく「それでいい」と言おうとした。 が、迂闊にも、白い素肌の上に〇〇の普段着ている衣服を纏う、という行為を鮮明に思い描いて。 「しょ、しょうがないわね……早く持ってきなさい」 少しばかり動揺したり、色白の顔にやや赤みがさしたりするのも、しょうがなかった。 ―――― 咲夜が体を清めている間に、〇〇は咲夜の衣服を洗ってしまおうと考えた。 しかし、綺麗に畳まれて洗濯籠に入れられているメイド服を手に取ったところで、〇〇はふと疑問に思った。 「……これ、洗濯機で洗っていいのか……?」 洗濯機には「手洗い」という項目もあるが、彼女の意見も聞かずにそれを行うのは暴挙だろうか。 やはり、手で直に洗うべきなのだろうか。まだ持ち主の温もりが残る衣服を手にしたまま、〇〇は葛藤していた。 そんな中、〇〇はその疑問を抱えると同時に、半年前まで抱えていた疑問を一つ解決できた。 籠の底に入れられていた、彼女の肌着を見て、こう呟く。 「……パッドじゃ、なかったんだ……」 その直後、風呂場から「ガン!」という激しい音がした。 咲夜が風呂桶だか持っていたシャワーだか、とにかく何かを落としたらしい。 しかし、〇〇にとって大事なのは何を落としたか、という事より。 「……あれ……聞こえ、て……」 〇〇は「血の気が引く」という言葉を、今身を持って体感した。 女性の脱いだ衣服を手に取り、あまつさえ肌着を観察し、その持ち主に感想を述べるなど。 彼の脳裏には、つい最近読んだ漫画の「変態!変態!」という一コマが映し出されていた。 いたたまれなくなった〇〇は、その場から脱兎の如く逃げ出した。 とは言っても、おそらく彼に科されるであろう制裁を、潔く待つしかないのだが。 どうせこの部屋は倍の広さになったところで、逃げるような場所も無いのだから。 ―――― 幻想郷、紅魔館――― 「もうおしまいなの? つまんなぁい」 「さ、咲夜さん、パチュリー様……早く、帰ってき、て……」 そう呟いて、紅美鈴は地に倒れ伏した。 美鈴は、痛みに耐えてよく頑張った。妖精メイドAも感動した。 しかし悲しいかな、彼我実力差は如何ともし難いものであった。 「勝てないと、思うから……勝てない……」 「でもさ、勝てると思ったら勝てるの?」 「そんなわけ……ないですよ、ね……」 「でしょー?」 スペルカードルールで勝敗が決まった場合は、相手の命までは取らないのが原則である。 が、狂気の吸血鬼、フランドール・スカーレットにそのような常識は通用しない。 何の気まぐれか今は美鈴との会話に興じているが、これがいつキュッとされるとも限らない。 「ねーねー、お姉様は? 咲夜は? パチュリーは?」 フランの機嫌を損ねたくない美鈴は、とりあえず紅魔館の現状を嘘偽りなく伝えることにした。 ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を持つ彼女が「じゃあ私も行く!」などと言い出さないことを祈りつつ。 ―――― 〇〇の部屋――― 上気した顔の咲夜が、少し大き目のYシャツを纏って居間に現れた。 〇〇は彼女の纏められている髪が下ろされている姿を初めて見たが、 先程の一件でいっぱいいっぱいだったので、そんなことに気を取られている余裕など無かった。 ちなみに、ボタンの外れたYシャツの隙間から咲夜の美しい鎖骨が見えていたり、 下に至ってはあらかじめコンビニで買ったインナーを着けているだけなので 生足が艶めかしく伸びていたりしたが、やはり〇〇の視界に入ることは無かった。 「さっぱり、したわ……」 「………………」 「……羽織るもの、ある? 湯冷めはしたくないの」 「あ、はい……」 とは言ったものの特にそれっぽいものが無いので、とりあえずジャケットを渡す〇〇。 〇〇は罵詈雑言を浴びせられた挙句引っ叩かれるぐらいの覚悟をしていただけに、 咲夜があからさまに話題を避けているのがかえって不気味であった。 「ありがとう……」 「いえ……それより、あの」 本当は、咲夜は全然そんなことを気にしていないのではないか、と思った〇〇は、 自分から先手をうって謝ることにした。どちらかと言えば、この空気に耐えられなくなった意味の方が強かったが。 「詰めてないわ」 「…………」 あっさりとその目論見は崩れ去った。結局行く手を遮られて、いっそ開き直る〇〇の姿は実に滑稽かな。 「詰めてるって噂があったので、つい」 「『つい』じゃない……ちょっとした犯罪者よ」 「本当にごめんなさい」 咲夜は、自身も『つい』元主人に暴言を吐いてしまったことを未だ後悔していたし、 素直に謝られては怒るに怒れなくなってしまい、結局それ以上〇〇を追い詰めるようなことはしなかった。 同時に、もし仮に、紅魔館に帰ることがあったとしたら……その時は噂の元に制裁を科すことを固く決心した。 ―――― 波乱の一日であった為か、〇〇はいつも以上に腹を空かせていた。 それは咲夜も同じだったようで、〇〇が夕食の提案をすると即座に乗ってきた。 咲夜は料理の腕前に定評があったので〇〇としても任せたいところだったが、 こちらの世界は久方ぶりということで見慣れないものが多いらしく、結局〇〇が調理することになった。 そこまでは、良かった。しかし、夕食ができるなり咲夜が満面の笑みで。 「はいご主人様、あーん」 「じ、自分で食べられますから」 「紅魔館ではこうしてたのよ? はい、あーん」 少なくとも自分が知っている限り、お嬢様はこのような事をさせていない。 自分が尊敬していたメイド長は、こんな俗っぽい人だっただろうか。 解雇されたことでショックのあまり、何か大事なものを失ってしまったのだろうか。 そんな不安感を抱きつつも、また悪乗りが始まった事実を認識した〇〇は、心の中で大きな溜息を吐いた。 「……そんなに、嫌?」 上目使いで〇〇を見る咲夜。子犬のような表情は普段の毅然とした態度からは想像もできない。 これで〇〇が断れないことを分かっていてそうしているのであれば、かなりタチが悪い。 「……咲夜さんは、ずるいです」 〇〇がそう言うと、咲夜はまた元の笑顔に戻って。 「ごめんなさい。はい、あーん」 「……もうどうにでもなーれ……」 〇〇は覚悟を決めて、美味しくいただくことにした。無論、味など分からなかったが。 その後、仕返しとばかりに咲夜に「あーん」を強要したが、これが完全に逆効果で、 むしろ〇〇への精神的ダメージが倍になっただけであった。 ―――― 「ご馳走様でした」 「お粗末様でした……」 げんなりしている〇〇に、咲夜が思い出したように言う。 「やっと、呼んでくれた」 気恥ずかしかった〇〇は、あえて聞こえない振り。そんな下手な演技に気付かない咲夜ではなかったが、 自分も思い出して少し恥ずかしくなったのか、それきり黙りこくってしまった。辺りに流れるなんとも温い空気。 「……あの……」 「な……なに?」 こういう空気が苦手な〇〇は、なんとか空気を変えたかったので、妥当そうな話題で流れを切った。 「……今日は疲れたんで、もう寝ます」 「あ……もうそんな時間なのね。ごめんなさい、色々」 「いえいえ。ああ、そうだ……寝床、は……」 〇〇と咲夜の視線の先には、最近買い換えたものの万年床となりつつある布団が一式。 一人暮らしの家に、布団が二式以上無いのは当然のこと。〇〇もそんなことは分かっていたし、 だからこそ自分は毛布にでもくるまって寝るか、なんて考えていた矢先に。 「……いい、わよ……」 「…………」 「…………」 「……何が、ですか……」 〇〇はなんとなく分かっていたが、一応言ってみた。顔に赤みを差しながら。 咲夜もまた赤くなりつつ「一緒に……」などとぼそぼそと呟いている。 〇〇には、咲夜の考えがまるで理解できなかった。また悪乗りなのか。それとも完全で瀟洒なメイドは、 この何の取り柄もないただの青年に、まさか気でもあるのだろうか。 半年前、幻想郷を出る際にもう二度と会うことは無いと思っていた人と、再会を果たした。 しかし彼女が自分の元へ来た理由も所詮、自分がこちらの世界で、唯一頼れる人間であったからに過ぎない。 名前で呼ばせたり、飯を食べさせたりなんていうのは、彼女の気まぐれか道楽だろう…… と考えたところで、〇〇は毛布を被って床に転がった。簡潔に言えば、逃げた。 自分に気があるのではないか、など世迷い事にも程があると、気付いてしまって虚しくなったのと。 上も下も布一枚、しかも下は最低限しか覆われていない女性と寝床を共にして、 一晩中耐えられる自信が無かったから。彼女がどれだけ魅力的な女性か、知っているから尚更。 明日服を買ってきます、とだけ言って、〇〇は目を閉じて考えるのをやめた。 「…………」 咲夜は悲しげな表情で何も言わぬまま、本来の持ち主がいない布団に身を沈めていった。 ─────── 床に着いたはいいものの全く眠れなかった二人は、 少しぎくしゃくした関係のまま、翌日の朝を迎えた。 しかし、それから一日二日はそんな関係が続いたものの、後はそう悪いようにはならなかった。 それも当然の話で、元々二人はお互いの事が嫌いではない。 紅魔館ではメイド長と下っ端という関係ではあったものの、私的な会話を交わす程度の 交流はいくらでもあったし、お互い少なからず好意を持っていたことも事実であった。 だから、ちょっとした心の隔たりなど、無いも同然だった。 〇〇の買ってきた服がセンスの欠片も無かった為、後日一緒に買いに行って、 あれでもないこれでもないと目移りする咲夜を微笑ましく見守る〇〇、などという光景も見られたり。 そういった共同生活を通して、〇〇はなんとなくだが理解した。 紅魔館では見られなかったような笑顔を、今、自分に向けてくれる咲夜。 自惚れで無いならば、咲夜は僅かばかりにせよ自分に想いを寄せてくれているのだということを。 朴念仁ならあのような行動も「またまた御冗談を」で済ませるのであろうが、 幸か不幸か〇〇はむしろ敏感な方だった為、共に過ごす時間が多ければ気付いてしまうのは当然だった。 しかし、〇〇は気付かない振りをした。彼女への親愛、尊敬、憧れといった情に 静かに混ざり溶け込んでいる、咲夜への好意に気付いていながらも。 彼は、知っていた。出会いがあれば別れがある、その怖さ。 そして親密になってしまえば、それだけ別れも辛くなってしまうことの辛さを。 だから、咲夜とはこれからも紅魔館に居た時の様に、多忙な毎日でありながら、 働く喜びを共有できる同僚、欲を言えば気の置けない友人のような関係でありたいと思っていた。 ―――― 「私のこと、どう思ってる?」 が、その〇〇の願いは咲夜によって、無残にも打ち砕かれた。 「そこで問題だ! この咲夜さんの質問をどうかわすか?」 3択 1つだけ選びなさい。 答え①賢い〇〇は突如打開のアイデアがひらめく。 答え②お嬢様が来て助けてくれる。 答え③かわせない。現実は非情である。 「私は、あなたが……好き……」 「!?」 「かも、しれない……」 咲夜自身が未だ自分の気持ちを本当に理解できてはいないからか「かもしれない」という あやふやな言葉ではあったが、それでも〇〇の道を塞ぐには十分過ぎるものだった。 結局この追撃により、〇〇は強制的に③を選ばされることとなった。 ―――― 〇〇が紅魔館を離れると聞かされた時は、頭が真っ白になって、心も酷く乱れたものだった。 「悲しい」だとか「行って欲しくない」だとか、そういう感情がごちゃ混ぜになって。 けれどそれは、小悪魔が〇〇との別れの際に涙した理由と同じ、 友人、同僚、家族と離れるのが辛いとか、そういう感覚なのだろうと思っていた。 〇〇がいなくなった後、毎日なんとなく物足りないと思っていたのも、そうに決まっている。 それから数ヶ月が経ったが、その心のスキマは埋まらなかった。 小悪魔はとうにいつもの調子に戻り、しっかりと仕事をこなしているというのに、 私ときたら効率が落ちているなんてものではない。失敗して、マイナスになることも多々あった。 久方ぶりにお嬢様に烈火の如く怒られて、初めて私は自覚した。 〇〇の存在が、自分の中で予想以上に大きくなっていたこと、 そして彼に会えないことが、辛くて悲しくてしょうがないのだということを。 私は、誰かを恋愛感情的な意味で好きになったことは無い。 だから、これがそういう気持ちなのかは自分でも分からない。 ただ、会いたいと思った。顔を見たいと思った。声を聞きたいと思った。 しかし、私は紅魔館に尽くす身であるが故、 片道切符の外の世界への旅など、お嬢様に許していただけないだろう。 いや、仮に出られたとしても、私が居た頃と大きく変わってしまったであろう向こうの世界で、 生きていける自信が正直なところ、まったく無い。 ―――― 「……だから紅魔館を出た時、あなたのところへ来たの。 念願の外の世界へ、経緯はどうあれ出ざるを得なくなってしまったのだから…… あなたにまた会えて、本当に良かった。本当は、はしゃぎたいくらい嬉しかった」 「……それで、あんなことを?」 揃って「あんなこと」を思い出し、赤くなる二人。 「……けれど、あなたは何をしたって、全然相手にしてくれない」 「…………」 至極当然である。〇〇の取った行動と言えば、 彼女の想いに気付く前は、咲夜の事があまりにも分からなさ過ぎて、ひたすら突っぱねた。 気付いた後も、今までの関係を保つことにひたすら努めてきた。 つまりこの状況こそ咲夜が〇〇を追い詰めているようにも見えるものの、 その実、事態を引き起こしたのは〇〇が咲夜を追い詰めたのが原因であったのだ。 「いつか、あなたが振り向いてくれると思ってた…… だけど、あなたが私を迷惑だと思うだけなら、こんなのただの空回り……」 「……咲夜さん……」 「拒絶されたくない、嫌われたくない……こんな気持ちになるの、自分でも不思議だと思う。 ふふっ、完全で瀟洒な従者なんて、とんだお笑い草……」 「………………」 「私なんて、いない方が良かった?」 「……そんな訳が無い。美人で可憐で優しい咲夜さんが 俺みたいなのと一緒にいてくれる、それだけで人生の幸福全てを使い果たした気分です」 「…………」 咲夜の白い肌がまた朱に染まっていく。満更でも無く思えるのは、惚れた弱みの所為なのだろうか。 「……でも……咲夜さんの気持ちには、応えられません……」 「え……」 一転して泣きそうな顔をする咲夜に、〇〇は心を痛ませた。 気丈に振舞ってはいるものの、内心〇〇も泣きたい気分だった。 自分を好いてくれている人がいて、自分もその人が好きなのに、 なぜそれを不意にする言葉を自分で言わなければいけないのか。 「咲夜さんは、俺とは少し違う世界に住む人で……俺なんかとは、その存在価値も雲泥の差です」 「………………」 「近いうちに「お迎え」が来ることは確実でしょう……というか、もう向かっているかもしれない」 「………………」 「どのような関係になろうと、俺と咲夜さんはもうすぐ別れることになる。 なら、俺は咲夜さんの気持ちを知らない、咲夜さんも俺の気持ちを知らない。 それでいいじゃないですか。これから、と言っても短い間でしょうが、このままの関係で」 「絶対、嫌」 目に涙をいっぱいに溜めながら、咲夜が言った。 「あの、だから……」 「そんなの関係ない。あなたの気持ちを聞いてるの」 「………………」 「もう一回聞くわ。私のこと、どう思ってる?」 逃げに逃げた〇〇も年貢の納め時らしかった。そもそも〇〇が話の方向を変えようとした時点で、 咲夜もまた、〇〇が咲夜のことを本当は嫌いではない、ということに気付いてしまった。 だから、言ってみれば〇〇は自爆したのである。それで観念したというのもあるが、 やはり〇〇もただの人間であり、咲夜から向けられる純粋な想いに気付かない振りをして逃げるよりは、 真っ直ぐに受け止めて、そして自分の想いを伝えたかった。 「……すぐに、離れ離れになるかもしれませんよ」 「ならないわよ」 「「お迎え」が来たらどうしますか?」 「撃退するわ」 「俺、だらしないですよ」 「知ってる」 「部屋散らかってますけど」 「毎日掃除しましょう」 「あと、狭いです」 「広くすればいいじゃない」 「………………」 「他に解決して欲しいこと、ある?」 〇〇は、ふぅ、と溜息をついて。 「……あと一つだけ」 「なに?」 「あなたが好きで好きでしょうがないんですが、どうしましょう」 「恋人から始めればいいじゃない」 「友達からではなく?」 「お互い好きなのに、そんな遠回りしてられないわ」 「好き、かもしれない……じゃ、なかったんですか?」 「……意地悪。好き、大好き……」 〇〇に抱きつく咲夜。〇〇はそれをしっかりと受け止めて、優しく抱き返した。 咲夜は涙する自分の顔を、〇〇は真っ赤になった自分の顔を見られたく無くて、 顔を相手の肩口に埋めていた。お互いの温もりを感じながら。 「ずっと……一緒に居てくれますか?」 「……こんな風になって……もう完全でも瀟洒でも何でもない私なんかで、本当にいいの?」 「俺の前では、ありのままの咲夜さんでいてくれると嬉しいです」 「じゃあ、いつものメイド長だった私は、嫌いだった?」 「まさか。最初に俺が惚れたのは、そういう咲夜さんだったんですよ? ただ……飾っていない咲夜さんはもっと可愛くて、こっちの咲夜さんは独り占めしたいなって」 「欲張りね。でも、私も他の人には見せたくない。あなただけに、知っていて欲しい……」 「嬉しいです。でも俺は強欲なんで、他にも欲しいものがあります」 「私も、まだあげたいものが沢山あるわ。本当に好きな人ができるまで、取っておいた大切なもの」 そう言うと咲夜は〇〇の顔を自分と向き合わせ、有無を言わせず〇〇の唇に自分のそれを重ねた。 突然で〇〇は戸惑ったが、すぐにそれを受け入れ、やがて二人はお互いの唇を啄み始めた。 何分かそうしているうちに、やっと咲夜が満足したのか、〇〇の顔から自分の顔を離した。 「ぷはっ……い、いきなりですね……」 「ふふ、さっきも言ったじゃない……遠回りは嫌いなの」 「最初がこれだと、後が凄いことになりそう……」 「大丈夫よ……時間はいくらでもあるもの」 「……そうですね。じゃあとりあえず、もう一回……」 「んっ…………」 ―――― その頃――― 〇〇の部屋の玄関前には、二つの陰。 「入りづらい」 「そうですねぇ」 「今入ると完全に悪役よね」 「いつ入っても悪役じゃないでしょうか……」 「あなた、小さくても悪魔でしょ。悪役らしく行ってきなさい」 「嫌ですよ! 咲夜さんに殺されちゃいますよ!」 「あなたが死んでも代わりはいるもの」 「酷い……」 某妖怪の大サービスで、〇〇のアパートの前に出してもらったパチュリーと小悪魔。 しかし様子を探ろうと耳をすませてみれば、聞こえてくるのは 大好きだのずっと一緒だの可愛いだの惚れただの、糖分高めの会話ばかり。 来るやいなやこれでは、うんざりするのも無理はない。 やがて諦めたように、パチュリーが言った。 「……まあ、折角ここまで来たんだし、お茶の一杯でもいただかないとね」 「お、行きますか?」 「あなたも行くのよ……」 「ですよねー。はぁ……戦いたくないなぁ」 「莫迦。誰も戦うなんて言ってないでしょう」 「え? 今の、そういう流れでしたよね?」 「弾幕ごっこで全部解決しようとするのは、ただの愚行よ」 ―――― 一ヶ月後、紅魔館――― 「……あと二ヶ月。はぁ……」 咲夜の盛大な溜息。椅子に座った彼女の背中からは哀愁が漂っている。 「パチェ……あれ、なんとかならない?」 「彼女のこと? 無駄よ、ああなったら何言っても聞こえないもの」 「咲夜がここに帰ってきてから一月経つけれど、毎日あんな調子…… 前と違って仕事にミスは無いようだけれど、あれじゃこっちまで滅入ってしまう……」 パチュリーが二人に示した案は、咲夜が紅魔館を離れられないなら、 〇〇が紅魔館に住めばいいじゃない!というものであった。 当然ながら、急に言われてすぐ了承できる内容でもないので、 〇〇は様々な身支度や手続きに時間が欲しいと告げた。 しかし境界を操る妖怪、八雲紫がそろそろ冬眠の時期に入ってしまうため、 結果として咲夜が先に紅魔館に戻り(当主のカリスマを即座に取り戻す為にも)、 紫の目覚める三ヶ月後に〇〇が後を追う形で紅魔館に向かうことになった。 今回の騒動で一番迷惑を被った紫に対し、それを引き起こした原因のレミリアが 相応の謝礼を用意させられたのは言うまでもない。 「……だけどね、レミィ。これからが本当の地獄よ」 「あら、何故?」 「〇〇がこっちに来たら……いえ、帰ってきたらと言うべきかしら。 とにかく、咲夜と〇〇が再会を果たした時の事を考えてみなさい」 「いいじゃない。咲夜やパチェが居れば、私だって文句は言わないわよ」 「その日から毎日のように、人目も憚らずイチャイチャする二人を見ても、同じことが言えるかしら?」 「……なん……だと……」 「ああ、考えただけでも恐ろしい。本当に「はい、あーん」とかやったりするのかしらね」 「……それが何かは分からないけど……何となく、私にとって良くないものなのは、分かる……」 レミリアは先行き不安ながらも、自分に仕える者たちが、経緯はどうあれ 幸せになってくれるというのはそう悪くないものだと思えていた。 「〇〇が帰ってきたら、少しぐらいは祝ってあげましょうか」 「へぇ……レミィがそんなこと言うなんて、明日は槍でも降るの?」 「槍なら間に合ってるわ……パチェ、私、変わったかしら?」 「ええ、とてもね。でもそれはきっと良い事よ」 「そう……変わったとしたら、きっと人間のせい。全く困ったものね……」 レミリアとパチュリーは、また溜息をついている咲夜を一瞥すると顔を見合せて、やれやれ、と呟いた。 二ヶ月後、紅魔館でまた一騒動あるのは、別の話である――― ~ FIN ~ ―――― 二ヶ月後、紅魔館――― 「なあ、〇〇」 「な、何でしょう」 レミリアに招かれ、お茶の時間を彼女と共に過ごす〇〇。 当主が下っ端を誘うなど前例が無く、〇〇は自分の態度が気まぐれなレミリアの機嫌を 損ねやしないかと、かなり緊張気味であった。 「……そう固くなるな。取って食べようってわけじゃない。お望みとあらば話は別だけど」 「望んでませんから」 「心配しなくても、お前は良く働くし人当たりも悪くない。人間の中では割と好きな方。5番目くらい?」 「恐縮です……」 「それで、本題だけど……とりあえず、お前達の行動は少し目に余る。 咲夜はいい従者だし、お前も知らない仲では無いから多少は目を瞑るつもりでいたけど」 「……何の事でしょう」 「分かってるでしょう? 具体的に言うと、出会い頭に見つめ合ったり、 廊下で人目も憚らず抱き合ったり、飽きもせず綺麗だとか可愛らしいとか褒めちぎったり…… 咲夜も咲夜で、拒否するどころかもっと褒めてと言わんばかりのオーラを出してるし」 外面だけ装って自分の気持ちを誤魔化し続けて、耐えに耐えていた二人が、 遂にその束縛から解放された。そして結ばれたと思いきや、諸事情により すぐに離れ離れにたってしまい、三ヶ月のインターバルを挟んで、念願の再会を果たした。 その反動からか、二人は所構わずイチャつくようになり、今や紅魔館全体が砂糖成分で汚染されつつあった。 レミリアは最初こそ自分にも責任が無いとは言えないため黙殺していたが、 流石に毎日毎日甘ったるい会話を垂れ流されては敵わない。 そこで直々に本人を呼び出して、ちょっと苦言を呈しようと思ったのだが、これが良くなかった。 「……ああ、そんなことですか。それはしょうがないです。まず、自分がふと咲夜さんの方を見ると、 向こうも何故かこちらを見ていることが多いので、自然と見つめ合う回数は増えてしまいます。 加えて、咲夜さんが俺に気付いていない時に咲夜さんの方を見ると、これも何故か分かりませんが、 咲夜さんがこっちに気付いて俺を見てくれるんですよね。それで、咲夜さんの顔を見れば その吸い込まれそうな瞳に心が奪われてしまうのは当然ですから、見つめ合っている時間も 自然と長くなってしまうと。いや、俺にとっては全然短いくらいなんですが、色々と仕事もありますし。 次に、抱き合っていると仰られましたが、これにも理由がありまして、近くにいれば その全てを包み込むような母性を感じさせられるが為に気がつけば抱きついているという有様で、 いやはやお恥ずかしい。とは言っても実際そうなのは半分くらいで、あとの半分は 咲夜さんから抱きついてくるんですけど。まあ結果的にお互いが抱きしめ合う形になるわけですから、 そういう過程にはあまり意味が無いですよね。お互いそうなることを望んでいるわけですから。 あと褒めちぎったって仰られましたけど、芸術作品を鑑賞して美しいと愛でることを 褒めちぎったとは言わないでしょう。過度に褒めた場合は褒めちぎったと言うかもしれませんが、 咲夜さんは実際綺麗だし、やはりお嬢様が完全で瀟洒な従者と誇るだけのことはあるのですが、 時に見せる仕草も実に可愛らしいのもまた事実。特に俺が好きなのは本当に心から笑っている時で、 俺が以前紅魔館に居た時には見れなかった笑顔が俺に向けられていると思うと光悦至極です。 そういったところも全部含めて俺は咲夜さんが好きになったわけですけど。あの、聞いてます?」 砂糖を見るのも嫌になるような惚気を聞かされて腹が立ったので、 とりあえず瓶に入った紅茶用の砂糖をまるまる〇〇のカップに注ぎ込むレミリア。 「真っ白で紅茶が見えないんですけど」 「一度、医者に見てもらった方が……いえ、もう手遅れかしら……」 「まあ、恋の病は医者には治せないでしょうし」 「……だめだこいつ……早くなんとかしないと……」 「で、何の話をしてたんでしたっけ」 「もういい……ああ、そういえば、お前の惚気話を聞いていて思い出した」 「惚気だなんてとんでもない。普段の行動にはちゃんと理由が」 「それはもういい。それで、パチュリーが言ってたんだけど…… お前達は俗に言う「はい、あーん」もやるの? 私には何のことだか分からないけれど」 「ああ、毎日やりますよ」 「毎日……何を示しているの、その名称は」 「う~ん……実際にやってみた方が早いですね。ただ相手が必要なんで、誰か呼びましょうか」 「……私でいいじゃない?」 「え……あ、いや……これ、いいのか……?」 「私がいいって言ってるんだからいいでしょ。それとも私じゃ不満?」 「いえ、そんなことは……」 「なら、さっさとしなさい」 〇〇は渋々、お茶請けに用意されていたチョコレートクッキーを一つ摘んで レミリアの口元に運んだ。何をしているのか分からないといった様子のレミリア。 「はい、あーん……あ、口開けて下さい」 「…………!」 〇〇はクッキーを口元に運んで、口を開けろと言う。 即座にその意味を理解したレミリアは一瞬で真っ赤になった。 だが恥ずかしくはなったものの、やれと言ったのは自分だし、 ここで撤回するのも彼女のプライドが許さなかった。 「……分かっていただけたなら、もういいですよね」 「…………」 「って、なんで口開けてるんですか」 「……早くして」 「え?」 「恥ずかしいからさっさとしろって言ってるの」 ―――― 「なんだかんだで、もう4個食べてますよ」 「うるさい、次」 「はいはいっと」 〇〇は今までレミリアに対し畏敬や恐怖という感情しか抱けなかったが、 こうして接してみると割と普通の(?)少女のようにも思えて、しょうがないな、という感じで 自然とくだけた態度になってしまっていた。 レミリア自身も何故か悪い気はしていなかったので、それを咎めはしなかった。 「……ふむ、むぐ……なる、ほど……」 「物を食べながら話さないでください」 「ふん、この紅魔館では私がルールよ」 「そんなこと言うのなら、6個目はお預けです」 「私としたことが作法がなって無かった」 「分かっていただけて嬉しいです」 〇〇に与えられた5個目のクッキーを咀嚼しながら頷いているレミリア。 レミリアは、咲夜が〇〇と毎日のようにこれをしている理由が、なんとなく分かった。 自分ももし好意を持っている相手がこれをやってくれたら、ちょっとカリスマが危ないかもしれない、 などと考えて一人で悶えている彼女は、〇〇に奇異の目で見られていたが。 「……それより、お前の指」 レミリアがクッキーを食べる際にそれを持った〇〇の指も咥えてしまうので、 〇〇の指はクッキーの粉よりもレミリアの唾液に塗れてしまっていた。 「ああ、お気になさらず……」 そう言いつつ、自分の指を口に含む〇〇。 〇〇にとっては、クッキーの粉がついていたから思わず舐めてしまった、 くらいの感覚だったのだが、口から離れた指にはブレンドされた二人分の唾液が。 「待て、お前は何をしている」 「え、いや……特に深い意味は無いです」 「意味もなく人の唾液を味わう習慣があるのか、お前は」 「……一度、手を洗ってきます」 「まぁ、待て」 席を立つなりレミリアに呼び止められ、立った体勢のまま硬直する〇〇。 レミリアのニヤニヤした顔に、〇〇は悪意を感じずにはいられなかった。 「6個目」 「……それは、これを洗い流した後で」 「お前だけ、私の体液の味を知っているのはずるいわ」 「……嫌な予感しかしない」 「〇〇は賢いな。さぁ座れ、そしてその指を私に捧げろ」 「一応言っておきますけど、捧げるのはお茶請けの方であって、指じゃないですよ」 「どっちも頂くから関係ないわ。ほら、早く」 「分かりました、分かりましたよ……はい、あーん……」 「あー……」 その時、この空気に不釣り合いな、カシャン、という何かが割れる音が響いた。 二人が扉の方を見ると、茫然と立ち尽くす咲夜。その足元には割れたカップ、赤い絨毯に染み込む紅茶。 レミリアは咲夜にあらかじめ、ある程度時間が経ったら無くなった紅茶を足しに来い、と告げていたのだが、 行為に夢中になり過ぎた所為か、それはとうに記憶から消え去っていた。無論、最初に咲夜に淹れられた 紅茶もほとんど減っていない(〇〇の紅茶は砂糖の山に覆い尽くされていて、既に飲むことは叶わないが)。 「さ、咲夜さん……いつから……」 「……咲夜……これは、その……」 「…………どうして……二人が……」 ―――― 紅魔館に咲夜が戻った時の話 「あ、咲夜さん……お帰りなさい」 「ただいま美鈴。お嬢様は?」 「自室に君臨する皇帝となっておられます」 「……なるほど」 「それにしても、戻ってきてくれるとは思いませんでした。 私、てっきり咲夜さんは〇〇さんと一緒になって、戻ってこないものだと」 「実際、お嬢様に嫌われて、もう戻れないものだと思っていたわ…… ところが、お優しいお嬢様は私のような人間風情がいなくなってしまっただけでも 悲しんで下さった。勿論、あの非礼を詫びて許して貰えるとは思っていないけれど……」 「許していただけますよ。というか多分、逆になると思います」 「……それに、パチュリー様にも申し訳ないし。パチュリー様が私の元を訪れた時の気持ちは、 以前私がパチュリー様に戻ってくださるように懇願した時のものと、同じだったかもしれないし……」 「恩を仇で返すようなことは、したくないですよね」 「お嬢様に関しては、完全に仇で返した形になるけどね……」 「それを言っちゃあおしまいです……」 ―――― 「ねーねー、咲夜」 「何でしょう、妹様」 「この間さ、〇〇とキスしてたよね」 「……見ておられたのですか。ですがこの間と申されましても、 それは日課ですので、いつ頃の事を示しておられるのか」 「ああ、そう……まあそれはいいの。それより、キスって美味しいの?」 「……美味しいですよ」 「魚のキスとどっちが美味しい?」 「そういう知識はどこで覚えてくるんですか?」 「ね、どっち?」 「……9:1くらいで、彼とのキスの方が美味しいです」 「ふーん。そんなに美味しいなら私も」 「駄目です」 「……どうして?」 「駄目なものは駄目です。人間が彼とキスすればかなりの活力回復になるのですが、 吸血鬼がキスするとたちまち猛毒に侵されて死んでしまうのです」 「あ、それ知ってるよ。和尚さんと水飴の話だ」 「だからどこで覚えてくるんですか?」 「むー、独り占めするなんてずるいよ……あ、でもその話だと一休さんは結局食べちゃうんだよね」 「そうですね……って」 「ちょっと〇〇のところまで行ってくるね!」 「だから駄目ですって!」 ―――― 「唾液を交換だなんて、不潔」 「咲夜さん、機嫌直して下さいよ……」 「私だって、そんなことしてないのに……」 「……じゃあ、しますか?」 「……そ、そんなこと言っても、懐柔されないわよ」 「咲夜さんとなら、違う交換の仕方がありますけど」 「え?」 「間接じゃなくて、直接……」 「え、ちょ、んっ」 (省略されました・・全てを読むにはあなたの妄想をスレにぶちまけて下さい) うpろだ1342、1346、1359 ─────────────────────────────────────────────────────────── 門番に賄賂を渡し、一気に走り抜けるとそこは愛しの桃源郷。 大福2個とは、紅魔館の門も安いものだ。 妖精メイドと軽く挨拶を交わすと、目当てのその人が見えた。 「さっくやさーーーん!」 声をあげると、彼女が気づいてくれた。 「あら、いらっしゃい。」 「こんにちは咲夜さん。紅茶を――」 「ごめんなさい。いまちょっと忙しいの」 本当に忙しそうな表情で、笑えるほどの即答だった。 「それなら仕方ない。日を改めますか」 肩をすくめ、そういって踵を返すと、不意に声をかけられた。 「待って。せっかく来ていただいたお客様を手ぶらで帰らせては、紅魔館の名が廃ります。 幸いもうすぐ終わりそうですし、そうね……図書館で待っていてくださる?」 「喜んでぇっ!!」 そんなことをにっこりと言われたら、これ以外の選択肢はない。 予想外の展開だ。今日は何かいいことがあるに違いない。 諸君、私は本が好きだ。漫画が好きだ。小説が好きだ。歴史本が好きだ。学術書……はあんまり好きじゃない。 魔理沙からこの図書館を聞いたときは心が躍って、体まで踊りだしそうだった。 そうだ、咲夜さんに始めて会ったのもあのときが最初だったな―― 「何やってるの○○?ぼーっとして」 「あ、パチュリー様。」 図書館の主に声をかけられ、トんでいた意識が戻ってくる。 「いえ、ちょっと昔を思い出していて…」 「なにジジくさいこと言ってるのよ。私よりずっと幼いくせに」 そうだった。見た目にだまされがちだけど、この屋敷の人々は大半が年上なんだ。 備え付けの椅子に腰掛けると、小悪魔が紅茶をくれた。礼を言って喉を潤す。 「で?今日は何を借りるの?」 「あ、今日は借りません。咲夜さんのお仕事の終わりを待たせていただきます」 「あらそう?」 なんだか残念そうな顔をされた。 と思いきや、真剣な顔つきになっている。今日は表情の忙しい日のようだ。 「ねえ」 「ん、何ですか」 「あなたって、咲夜が好きなの?」 紅茶吹いた。 「……行儀が悪いわよ。」 「すみません……でも、いきなりなんですか」 「いきなりかしら?私は、切り出すのにずいぶん時間をかけたつもりよ」 心なし、不機嫌な顔をしている。 考えてみれば、そうかもしれない。半年、いや、もっとか。彼女に会ってから、俺は―― 「返事が無いのが、一番失礼よ」 顔を上げる。どうやら、また呆けていたらしい。 「で、どうなの」 やたら真剣な表情でこちらを見つめてくる。これは―― 「…パチュリー様。俺、実は――」 ――これは、答えないわけにはいかない類の話だ。 「実は、メイドさん萌えなんです」 「…………は?」 「ヘッドトレスとかエプロンドレスとか、そういうものになんかこう…リビドーを感じるんです」 「ちょ、いや…え?」 困惑している。まあそりゃあそうだろうな。 だけど、こうなりゃ意地だ。止めるわけにはいかない。 「この図書館に来て、彼女に会って……始めはもの珍しさで。 だんだん、ヘッドトレスを見てると、綺麗な銀髪やかわいいみつあみに目が行って、 エプロンドレスを見てると胸に目が行って、さすがにまずい、と顔を上げると目が合って……。 そうこうしているうちに、もう目が離せなくなっちゃったんです」 パチュリー様は黙って聞いている。下を向いていて、表情は見えない。 「動機は不純ですけど、道理は純粋です。俺は……彼女が、十六夜咲夜が好きです」 俺が黙ってから、図書館はしばらく静かだった。 こんな空気は嫌いだった。昔からこんな空気になると、壊してしまおうと適当なことを話していた。 今は違う。これは、俺が壊していい空気じゃない。 パチュリー様が、何かを言おうとしているのが感じて取れた。 「あの子は……レミリアの大事なもの。貴方が適当な人なら、あの子はきっと壊れてしまうと思った。 そうなればレミィはとても、とても傷つく。 なんてこと。この私が杞憂なんてすると思わなかったわ」 「……」 びしっ、とでも擬音の付きそうな指を突きつけられた。 「合格点にしておいてあげる。頑張りなさい」 「……はい」 自然と、笑みが顔に浮かんだ。 「そろそろあの子の仕事も終わっているでしょう。いってらっしゃい」 返事をして椅子から立ち上がる。 「それと、今貸してる本に紅茶なんかかけないでよ?」 信用が無いのか。思わず苦笑が浮かんだ。 「本当なら、貸し出しなんかしてないのよ?貴方は特別。あの黒白から本を取り返してくれたんだから」 「大丈夫ですよ。――いってきます」 扉をぬけ、ロビーを目指す。 ○○が図書館を出たら、私は一人になってしまった。 小悪魔には仕事を言いつけていたから、きっと奥のほうにいるのだろう。 「……はぁ」 彼が出て行った扉に額を寄せる。 『私は?』 それが聞けない私は、きっと長く生きすぎて臆病になってしまったのだろう。黒白がうらやましい。 「そうよ。貴方は……特別、なんだから」 ため息は、冷たい扉が吸い込んでくれた。 涙は、絨毯に染み込んでいった。 「あら丁度いい。これから呼びにいこうと思ったところよ。」 廊下を走っていると、妖精メイドに走るなと怒られた。 仕方ないので早歩きをしていると、曲がり角で咲夜さんに出くわした。これはなんだ。運命か。 「じゃあ、テラスにでも行きましょうか。」 春の二時過ぎの陽気は、人をやわらかくする何かがあると思う。 そんな優しい日差しの中で、好きな人と紅茶を嗜む。なんという幸福だろう。 これは俺が始めて紅魔館に来たときに、パチュリー様の『咲夜の紅茶はおいしいわよ』の一言から始まった。 それが本当においしくて。 たしかにおいしいけど、なんだか最近は手段と目的が入れ替わってる気もする。まあいいか。 「魔理沙に連れてこられたのよね、あなた」 いまの話題は、俺がここに初めて来たときの話だ。 「そんな拉致みたいな言い方……でも、そうです。面白い図書館があるからこないか?って。 もともと本が好きでしたし、断る理由も無くて」 「そういえば、どうやってあいつから本を取り返したの?まさか力づくってわけじゃないでしょう?」 「それはですね、あの直前に宴会があったでしょう?」 ふんふん、と咲夜さんは話に食いついてくる。気にされてるって、いいなあ。 「酔っ払ってるうちに、こう持ちかけたんです。『なあ魔理沙、お前が持ってる本、貸してくれないか?』」 「……それ、やってることは一緒じゃない?」 あ、あきれた目してる。 「失礼な。正当な持ち主に返しただけですよ。」 「それもそうね。パチュリー様も助かってるし」 ああもう、ほんとうに咲夜さんは笑顔が似合う人だ。 ああ、本当に幸せだ。いつまでもこうしていたい。 けど、俺は今、この手でこの幸せを壊そうとしている。 「ところで、咲夜さん」 一か無か。 懸けてみるのも――悪くない 「今、好きな人とかいますか?」 なにを言われたのか、よくわからなかった。 好きな人?なにを言っているのだろう、この人は。 そんなこと、考えたことも無かった。 本当に? 思い返してみる。いつの間にか、彼がいるのが日常になっていた。たった半年程度なのに。 あるいは、それだけ彼が大きな存在になっていたのかもしれない。 ○○が来ない日は注意が散漫になっていた。 来ないと事前に聞かされたのに、時計を何度も確認したりした。 「私、は……」 言いよどむ。だって―― ――こんなの、初めてなんですもの 「……わからない。」 期待した答えでも、最悪の想定でもなかった。ある意味、一番困る。 そして、それが顔に出てしまったらしい。 「そんな顔しないで。私だって、わからないことくらいあるわ。自分のことなんて、特に。 教えて。あなたを見てるとどきどきするの。 あなたが来ないと不安になるの。 あなたがいると、安心するの。 これは――好きってことなの?」 小さな机で助かった。 その答えを聞いた瞬間、机越しに抱きしめてしまっていたから。 「……紅茶、こぼれちゃうわ」 「拭けばいいさ」 背中に手が回ってきた。 「私、普通じゃないのよ?」 「普通の人間がじゃない、十六夜咲夜が好きなんだ。」 力を込める。あわせて、強く抱きしめられる。 「教えて。あなたは、私が好き?」 「好きだよ。世界中の誰よりも」 見詰め合えば、あとは一瞬だった。 二つが一つになるのに、時間なんて概念は無粋なだけ。 能力なんて使わなくても、時は止められた―― 「これがあの人と私の馴れ初めよ」 老婆は二人の孫に語りかける。おしどり夫婦として評判だった私たちの話に興味を持ったらしい。 「それから!?それから!?」 少女は興味津々なのか、目を輝かせて続きを促す。 「おねぇちゃん、きっともうおばあちゃん疲れてるよ。ぼく達ももう寝よう?」 男の子は優しく姉を諭す。 少女は、しぶしぶといった風に、つかんでいた私の服を離し、おやすみなさいを告げた。 たくさん喧嘩をした。それ以上に愛し合った。 少し前にその旦那に先立たれてからも、子供たちのおかげで寂しいことだけは無かった。 孫の成長も見れた。思い残しなんて何も無い。 ああ、○○。愛しい私のあなた。 もうすぐ、そちらへ行きますわ。 瞳を閉じ、肘掛に手をやる。 その手は空を切り、力なく垂れ下がった。 冥界にうっとうしいカップルができた、と西行寺が八雲に愚痴をこぼすのは、また別のお話。 うpろだ1430 ─────────────────────────────────────────────────────────── 「・・・ぅん」 新年早々、寝不足だ 今日が楽しみで眠りが浅かったか、子供じゃあるまいし 時間に遅れるといけない、そう思いベットから出ると、とても寒い カーテンを開け、外を見た 「・・・ホワイトロックが頑張ってるわね」 これだけ積もっていれば寒いのは納得だ 着替えを済ませると、外出のために、少し用意をした 「咲夜さん明けましておめでとう御座います!」 部屋を出ると美鈴と出会った 「おめでとう、今日は冷えるわね」 「外は辛いですよ~。あ、そういえば○○さんがいらしてますよ」 ちょうど約束してたぐらいの時間か 「ありがと・・・行ってくるわね」 言ってらっしゃいという美鈴の声を背に受け、私は彼の元に向かった 「やぁ咲夜、明けましておめでとう」 「お、おめでとう御座います」 一昨日あったはずなのだが、少しの緊張 しかし、新しい年に出会う彼は、いつも通りで少し、安心した 「あ、○○さん、少ししゃがんでもらえますか?」 「ん?」 私は彼の髪についていた雪を払った どうやら雪が降っているようで、溶けていないという事はまだ来たばかりと言う事か 待たせなくて良かった、なんて思ったり 「ありがとう・・・じゃあ行こうか」 「あら、珍しいものを見たわ」 思わずそんな台詞が口からこぼれた 「初詣なんて柄じゃないでしょうに・・・やっぱり男ができると違うわね」 「ち、ちがっ!?」 「ああ、違うの」 「いやちがわなくもないことも・・・・」 顔を赤くして何やらごにゃごにょ言ってるが、独り身としてはちょっと嫉妬しちゃうわね 「・・・まぁその幸せを分けると思ってお賽銭のほうよろしくね」 「お、霊夢、あけましておめでとう」 「ん、おめでと・・・ほら二人でなんか願掛けでもしてきなさい」 もうちょっとからかっていたかったが、今年は忙しいのだ、特に金銭面で重要な一日である 賽銭箱に向かう二人を見送りながら、小さなため息をついた ちゃりん がらんがらん ぱん ぱん 「何をお願いしました?」 彼が熱心に祈っていたようなので、気になってきいてみた 「今年も面白おかしく異変を眺めていられますように、ってね」 なるほど、彼らしいといえばそうか 彼は私はなにを?ときいてきたが、それは恥ずかしくていえない 食い下がる彼に、乙女の秘密です、と言ったのだがそれのほうが恥ずかしかった お神酒を飲んで、お守りを買って、甘酒を飲んだ おみくじも引いた こんな普通の人間みたいな事をしている自分を、不思議に思う 少し前ならば考えられなかっただろう、隣が、暖かいなんて 「あの・・・○○さん・・・これどうぞ」 神社からの帰り道、彼にあるものを渡した 「?・・・おお、マフラーか」 袋から出して全体を繁々と見ている、私も改めて見てみる どこか不出来なほうが編み出しか、最後のほうはだいぶ上手くなっているが・・・アンバランスだ 「ちょっと長いね、最後のほうはコツがつかめてきて思わず余分に編んだって感じかな」 完全にお見通しのようだ この寒いのに体が熱くなる、もしかしたら湯気が出ているのではないだろうか 「○○、さんが首元が、さむそうだったから・・・」 「・・・ありがとうな、咲夜」 彼は首にいろんな感じで巻いて試行錯誤するが微妙な長さが残る 「・・・嗚呼、こりゃあ良いな」 何を思いついたのか私の隣に来ると、そのマフラーを私の首にも回した 「え?え?ふ、二人でするには短いです、よ?」 「ほら、こうやってくっつけば、ちょうど良いだろ?」 彼と私は、非常に密着した状態である 「ああ、歩きづらくないですか?」 「問題ない・・・この方があったかいじゃん」 心臓が2倍速ぐらいで鼓動しているようだ どきどきと、彼と触れている場所をいしきしてしまう 「咲夜、どきどきしてるな」 そう言って笑うと、最後に俺もだよ、とつけたした 雪が積もった道を、二人でぎこちなく歩く 歩き辛いけど、暖かくて この動き辛さも良いかもしれないと思った だってその分長く、彼とこうしていられるのだから うpろだ1489 ─────────────────────────────────────────────────────────── ―紅魔館 咲夜「お疲れ様○○。あとは私がやっておくから、そろそろ休みなさい」 ○○「ああ、でも咲夜さんも休んだほうが・・」 咲夜「私は大丈夫よ、ずっとやってきてる事ですから。」 ○○「じゃあ、甘えます。お疲れさまっす」 紅魔館で働くようになってから数ヶ月経つけど 咲夜さんっていつ休んでるんだろうか・・ 夜中もお嬢様の相手だし、24時間働いてるんじゃ・・ 要領が良く、無駄も無く、隙も無く、一度も疲れた顔すら見せない彼女。 ○○「メイド長の鑑なんだろうな、憧れるなあ」 それでもやっぱり心配ではある。 無理してポーカーフェイスしているんじゃないかとね。 俺は与えてもらった部屋へ足を運ぶ。 ○○「あー疲れたぁ、今日はもう早めに寝よう。」 俺は布団にもぐりこみ、死んだように眠りに付いた。 その時、なんの夢を見たかは覚えていなかったが すごくいい匂いがして、そしてすごく居心地がいい。そんな夢を見た。 ―早朝。 ガチャ ドアの開く音で目が覚める。 入ってきたのは紅魔館の主、レミリアお嬢さんだった。 レ「あれ~?いないか~」 ○○「・・ん。どうしたんすか、まだ朝早いっすよ」 レ「ああ寝てたの、ごめんごめん、ところで咲夜見なかった?」 ○○「咲夜さん?いや、知らないけど・・」 レ「そっかー、いやね、昨日の晩からずっと居なかったのよね~ 今までこんな事なかったのに。」 ○○「はぁ。確かに珍しいすね・・」 レ「なのよー。んでこっちに来てないかと思ったんだけど、 まあ、邪魔したわね、それじゃ」 バタン ていうか、こんな所に居るわけないのにな。 それだけレミリアお嬢さんも必死って事か・・ でも本当にどうしたんだろう、あの後、夕方くらいに別れて、その後姿を消したのかな。 まさか過労で嫌になって・・ ハハ、咲夜さんに限ってそんなわけないか。 まだ少し早いのでもう少しだけ横になろう・・ふぁ・・あぁぁ~。 俺はもう1度布団にもぐり横になった。 ・・・・・・・・ ・・・・・ ・・・ 寝返りをうつと鼻先に生温かい風が当たった。 目を開けると、そこには熟睡している咲夜さんの顔があった。 咲夜「すぅ・・すぅ・・」 ○○「・・!!!!!?????」 ワケが分からなかった。 なんで俺のベッドに咲夜さんが・・?そしてこのゼロ距離! ○○「え・・ちょ・・咲夜さん!?何でここに・・!?」 咲夜「・・ん、なんか騒がしいわね・・」 目を覚ました咲夜さんと目が合う。 キョトンとした咲夜さんの目。普段みせた事のない表情。 そして次第に顔が赤くなっていく咲夜さん。 咲夜「えっ・・!? えぇぇぇーー!?なんでなんで!?」 ○○「・・俺の台詞っすよ・・」 咲夜「って、なんで朝になってるの!?って何で○○が動いてるのよっ」 こんなに取り乱す咲夜さんは初めてみたかもしれない。 しかし何をわけのわからない事を言っているのやら・・ 咲夜「・・こんな事って・・。・・・まさか・・あ、やっぱり・・」 ○○「・・・もしかして・・・ 時間を止めたつもりで、ちゃんと発動してなかったとか・・?」 後ろ向きに座り込んだままの咲夜さんが、小さくコクっと頷いた。 ○○「は・・はは、咲夜さんもそんなミスするんだ・・」 咲夜「う、うるさいわねっ、多分疲れてたから発動忘れたのよっ はぁ~、もうなんでこんな情けない所を・・しかも貴方に見られてしまうなんて・・ あ”ぁ~~~もう最悪よーーーーー!!」 自分の頭を両手でくしゃくしゃ掻きながら悶える咲夜さん。 その姿がまた可愛かった。 ○○「いいじゃないすか、俺は安心しましたよ。」 咲夜「どういうイミですか・・」 頭がボサボサになって言う咲夜さん ○○「咲夜さんもやっぱり人間だったんだな~って、 人間らしいミスもすれば、人間らしく体力も限界があって」 咲夜「・・あなたずっと私を妖怪と思ってたのね・・失礼ねえ・・」 ○○「あ、はは、そんな事ないすよ、・・あ、でもちょっと思ってたかも。」 咲夜「もう・・これ内緒よ・・?特に美鈴とかに知られたら何て言われるか・・ はぁ・・私の完璧なメイド長が・・こんな所で崩れてしまうなんて・・」 ○○「・・・・」 俺は苦笑した。 ―そして 咲夜「お嬢様、申し訳ありませんでした。ただいま戻りました」 レ「おかえり咲夜、○○もおはよう」 ○○「おはようございまっす」 レ「あ~、さっそくだけど最近この椅子がキシキシ言うから 新しいのと取り替えて欲しいんだけど、あ、それとこのテーブルあちこち傷が・・あとは、」 咲夜さんに今までどこで何していたかレミリアさんに問われると思ったが・・ 咲夜さんもそう思ってたのか、不思議そうな顔をしていた。 ―昼休み。 ○○「モグモグ、そういえば咲夜さん」 咲夜「ん?何かしら」 ○○「寝る時は毎晩、俺の部屋で時間止めて寝てるんすか? いやぁ、なんで俺の部屋なのかなーと思って。」 咲夜「・・・・・」 そう聞くとみるみる咲夜さんの顔が赤くなっていったと思ったら ○○「咲夜・・さん・・?ってうお!」 ヒュン! カッ! カッ! カッ! カッ! ○○「ひぃ!?」 咲夜さんが顔を真っ赤にしながらナイフを飛ばしてきた。 俺は慌てて逃げる ○○「うわぁああああ!ちょっと~~、えぇー俺何かマズイ事言ったかなぁー!?」 メイド妖精1「こら~、廊下走るとメイド長に怒られますよー?」 メイド妖精2「あ、あれ?今、メイド長も一緒に走っていったような・・」 メイド妖精3「えー、まさかぁ~」 今日も紅魔館は騒がしい。 新ろだ47 ─────────────────────────────────────────────────────────── 豪奢な調度がいたるところに置いてあるホテルのロビーで、○○は自分一人が浮いた存在のように感じていた。 場違いもいいところじゃないかと……。 紫主催の『神無月限定外界デート』に申し込んだところ咲夜がこの日じゃなくてはダメだと押しに押してきたため その日に決めたのはいいがまさかこんなホテルだったとは○○は思わなかった。 ○○は分不相応な気がしてロビーの隅っこで俯き加減に固まっていた。 「○○、おまたせ」 不意に咲夜の優しげな声が聞こえて、○○は顔をあげた。 と、同時に口をぽかんと開けて、目の前の女性を食いいるように見つめる。 そこには、ドレスアップした咲夜の姿があった。 彼女は、一見素顔のようなナチュラルメイクを施し、瀟洒なドレスを身にまとっていた。 細い鎖骨と片方の肩をおしげもなくさらけだしている。 肩を覆った側の袖は大きく膨らみ、まるで中世の姫君のようだ。 襟元は繊細なレースがいく重にも折り重なっており彼女の胸を優しく覆っていた。 裾は長く、彼女の足元まで覆っている。ここにも襟元と同じ種類のレースが存分にあしらわれている。 「綺麗……です」 不意に○○の口から正直な感想がもれでた。 たちまち、咲夜の頬がバラ色に染まる。 「……あ、ありがとう」 はにかみながら、咲夜は○○にそっと手を差し伸べた。 ○○は己の心臓が高まるのを感じながら、そのほっそりとした小さな手を握りしめる。 まるで骨がないように柔らかだった。 「さ、今夜は存分に楽しみましょう」 特別な夜が今、始まろうとしていた。 「あ、あの、俺こんな豪華なところ来るの初めてなんですけど……」 「私だってそうよ」 「でも咲夜さん平気そうじゃないですか」 「いつもお嬢様の傍に付き添っているからこういう雰囲気に慣れているだけよ」 緊張でがちがちになっている○○に普段と変わらない咲夜。 二人は窓際の席に座っていた。 大きな観覧車を中心に、色とりどりのネオンが煌めいているが、その光の瞬きを楽しむ余裕が○○にはいっさいなかった。 (うへぇ……テーブルマナーなんて俺知らないぞ) ずらりと目の前に並べられたカラトリーを不安そうに見つめる○○。 そんな彼に笑いかけると、咲夜はささやいた。 「大丈夫よ。そんな緊張しなくても。食べ方やマナーなら私が教えてあげるから。せっかくの料理が美味しく感じられないのはつまらないじゃない?」 シャンパングラスを手にすると、咲夜は○○に向かってその手を差し出した。 ○○も慣れない手つきでグラスを手にして、彼女のグラスに近づける。 澄んだ音を立ててグラス同士が軽く触れ合った。 前菜が運ばれてきて、優雅な咲夜の仕草を見よう見まねで○○は必死にナイフとフォークを動かす。 そんな様子を、咲夜は目を細めてうれしそうに眺めている。 「う……? ど、どうしたんですか? そ、そんなに見て……。どこか変ですか?」 「ねぇ、何で今日を選んだか分かる?」 考えつくかぎりでは○○の頭には何も浮かばない。 その様子から分かってないと察した咲夜は軽くため息をついて○○を睨んだ。 「あのね、今日はあなたと私が出会ってちょうど1年になるのよ」 「あ……!」 「……まぁ、今回は許すけど、次忘れたら承知しないわよ……?」 咲夜は射るような視線を○○に向け微笑む。 場所が場所ならナイフが飛んできただろう。 ○○は絶対忘れないようにしようと肝に命じた。 咲夜は、うっとりとした表情で夜景を眺めている。 ネオンが彼女の群青の瞳に映ってゆらぐ。 「今日までいろいろあったわね……良いことも、悪いことも」 「悪いことって俺が間違えてお風呂に入ってきたことですか?」 咲夜が○○の言葉に噴き出した。 広い大浴場で誰が入っているかなどは解るはずもなく、みごとに中で鉢合わせしたのであった。 思いっきり頭に桶をぶつけられたのは言わずもがな。 「まったく……そういうどうでもいいことは覚えているんだから」 そう微笑むいつもの咲夜がそこにいた。 「ケンカもたくさんしたわね。でも、いつも○○から謝ってきてくれて。私、我が強くて自分から謝れなくて…… あと、風邪引いたときも看病してくれたわね。初めてにしては悪くなかったわ……あの御粥。 美鈴と一緒に薬草取りに行っただけなのにやきもち焼いて困らせたわね。 それから……」 次から次へと彼女の口からは、二人の思い出が紡ぎだされる。 ○○もそのときのことを思い出しながら何度も何度もうなずく。 どれ一つとして全てが一致する思い出などはない。受け取る人によって、思い出の細部はまるで変わってくるからだ。 気がつけば○○の緊張は完全にほぐれていた。 ただ、ひたすら夢中になって彼女と出会ってから今に至るまでの話に花を咲かせる。 おいしい料理にワインを楽しみながら、二人は二人だけのまったりとした特別なひと時を過ごしたのだった。 フルコースを堪能した二人は、今ホテルの最上階に来ていた。 予約してあった部屋は、なんとスイートルームだった。 今まで紅魔館で働いていた仕事の量から換算して紫から円に換金してもらったらしいのだが、まさかこれほどとまでは○○は思わなかった。 広さはレミリアの部屋と同等くらいあるだろうか。 天井は高く、えんじ色のじゅうたんはふかふか。凝った細工がいたるところにちりばめられているいかにも高そうな調度品がそこここに構えている。 ホテルの部屋を予約している。その意味するところは一つしかないだろう。 ○○ははるか彼方に広がる夜景を見つめながら、体を硬直していた。 「シャワー終わったわ。○○も浴びる?」 咲夜の涼やかな声がする。窓ガラスは夜景を存分に楽しめるよう、全面ガラス張りになっているため、咲夜の全身も映っている。 ガウンを羽織った彼女が○○にゆっくりと近づいてきた。 不意にふわりと彼女の両手が○○に差しのべられた。 咲夜はそのまま背中から手をまわすと、彼をそっと抱きしめた。 咲夜の濡れた髪としなやかな手と、密着した乳房を背中に感じて更に体を硬くする。 「ふふっ、そんなに緊張しなくても」 「あぅあぅ……。今日の咲夜さん大胆ですね……」 「んー? 酔っているからかしら?」 咲夜が○○の耳もとで熱い吐息まじりの声でささやいた。 ○○はぞくりとして首をすくめる。 咲夜のつややかな声が耳から侵入して、彼の体全体へとひろがっていく。 「○○、抱いて……」 「はははは、はいぃっ!?」 咲夜がつぶやいた言葉に○○は絶句した。あまりにもストレートな愛情表現だったからだ。 ○○は窓ガラスに映る咲夜の姿を食い入るように見つめる。 その目をまっすぐに見つめ返してくる咲夜の目は熱っぽく大きく潤んでいる。 「私、○○のこと、好きなのかもしれない。こういうこと初めてだからよくわからない……。 けどあなたはもう私の中で欠かせない存在なの……好きって言葉じゃ足りないくらい……そうね、たぶん愛しているって言った方がいいかしら……」 かすかに震えているのだろう。肩が小刻みに揺れている。 初めての告白に咲夜も緊張しているのだろう。 ○○は振り返ると咲夜の細く、火照った体を力いっぱい抱きしめた。 「ずるいですよ……。俺だって咲夜さんのこと好きで好きで堪らないのに……そんな告白の後じゃ何言っても陳腐にしか聞こえないじゃないですか」 「そんなの気にしないわ……。あなたの言葉で私に伝えてくれればいいの」 「……好きです。大好きです。あなたのこと、好きすぎて狂ってしまいそうなくらい……」 「ああ……うれしい。好きよ○○。大好き……」 頬を真っ赤に染めた咲夜が胸の中で幸せな表情を浮かべる。 ○○は彼女の顔を上に向かせて、唇を寄せた。 柔らかな互いの唇を感じながら、二人は情熱的に舌を絡めていく。 唾液が絡み合い、舌は生き物のように口内をまさぐる。 「んっ……ふぁっ……んぅっ!」 吐息まじりの喘ぎ声が咲夜の口からもれでる。 ○○は彼女の下唇を軽く甘噛みしながら、ガウンのベルトに手をかけた。 緩く結んであるだけのベルトは、すんなりと床に落ち、同時に咲夜の前衣が大きくはだけた。 純白のブラジャーやショーツに派手な装飾はない。それが咲夜の美しさに拍車をかけている。 すらりと伸びた脚は黒のガーターベルトとストッキングをまとっている。 白黒のコントラストが妖艶で、なおかつ清らかさをけして損なわない品のある最高のデザインの下着を身につけた咲夜はひどく魅惑的だった。 「さぁ、これから先は私の時間は○○のもの……。好きなように私をあなた色に染め上げて……」 ○○がゆっくりと咲夜をベットに横たえたところでプツリと映像が途切れた―― 「はいざんねん!! ここから先はそこまでよ! になるので映像はおしまいでーす」 「えーーーー!!!!」 宴会で各々のデートシーンが流され、他のカップルもそうだが自分たちの番になって紫はこんなところまで見ていたのかと改めて彼女のデバガメ癖に気がついた。 酔いまくった酔っ払いどもの大ブーイングの中、○○は俯いて震えている咲夜に声をかけた。 「だ、大丈夫ですか?」 「ええ、大丈夫よ。ちょっとあの妖怪を黙らせてくるから」 ゆらりと立ち上がった咲夜を慌てて羽交い絞めにする。 「さ、咲夜さん! 落ち着いてください!!」 「は、離して○○! あの紫ババア一回痛い目みせてやらないと気が済まないのよー!!」 暴れる咲夜を止めるため○○は彼女の弱点を攻撃した。 ふぅっ、と耳に息を吹きかけささやく。この間のデートで見つけた咲夜の弱いところだ。 びくびくっと身体を震わせポロリとナイフが手から落ちる。 「ダメですよ。あんまり暴れちゃ」 「いやぁん、でも○○これじゃオチがつかないわ……」 「もうこの状態で十分落ちてますよ」 あむあむと耳を甘噛みされるたびに猫撫で声をあげ、身をくねらせる。 「ああん、そういう強引なところもすきすきぃ。もっと噛んでぇ」 完全に別世界に行ってしまった二人の空気にやられ、早々と宴会はお開きになりみんな自分のうちでイチャイチャはじめたそうだ。 新ろだ54 ─────────────────────────────────────────────────────────── 秋晴れの風が気持ちいい日。紅魔館の庭では咲夜が洗濯物を干していた。 白いシーツが秋風になびき、鼻歌が風に乗る。 「ん~♪ ふんふ~ん♪ ふふ~ん♪」 「ご機嫌ですね。咲夜さん」 そこに執事長の○○がやってきた。 しかしいつもの燕尾服ではなくつなぎにTシャツ、手ぬぐいを頭に巻いたまるで用務員のような格好だった。 「そうね。天気がいいから久しぶりにいっぱい洗濯物を片づけたわ」 「お嬢様にはあまり良いとは言えませんけどね」 「そうね。○○は?」 「庭の手入れです。結構枝が伸びていたので剪定を」 しばらく軽い世間話を続け、ふと空白がうまれ二人の視線がからまる。 顔を赤らめて、○○に近づくと咲夜は彼と口づけを交わす。 「……んっ」 ○○が目を開けると爪先立ちで肩に手を置いて懸命にキスをする咲夜の顔が近くにある。 ふんふんと鼻で息をして上気した顔は普段の凛としたメイド長からは考えられない可愛さだった。 「んっ、んん、ちゅっ……んふぅ、くちゅっ……ふうんっ、ちゅぴ、んんん……んっ」 どれ位の時が経ったのであろう。名残惜しげに咲夜の唇が離れると頬を赤くしたままはにかむ。 「うふふ……」 指で唇を撫で笑顔になる彼女を見て○○も笑みがこぼれる。 胸の前で握りしめているのが自分の下着だというのもなんだか照れくさい。 そこに一陣の風が吹き、洗濯物が翻ると―― 目を丸くした小悪魔がいた。 「ひゃわああぁぁあぁぁっ!?」 「はひぃいいいぃぃっ!?」 両者驚きで声をあげて真っ赤になる。咲夜なんて茹でダコのようになり、わたわたと○○の下着を振り回し小悪魔も洗濯カゴを持ったままモジモジとしている。 確かにここまで接近されていれば洗濯物など遮蔽物にすらならないだろう。 「こぁ? どこまで見てたんだい?」 「はははは、はいいっ! さ、咲夜さんがは、鼻歌を歌っていたところからですっ!」 つまり全部見られていたということか。 「わわわ、私のことはお気になさらずどうぞごゆっくり~~~~!!」 すごい速さで駆けていってしまった。 「…………」 しばらく二人とも恥ずかしさで動けなかった。 咲夜の紅茶の入れる手つきは慣れたもので優雅さと気品さが溢れ、最近では優しさも追加された。 「その紅茶は誰に持って行くんですか?」 「パチュリー様に頼まれたのでこれから持っていくのよ」 紅茶の良い香りが漂い、○○はカップに鼻を近づける。 それを咲夜はそっと手で制す。 「行儀悪いわよ。これ運び終わったら入れてあげるわよ」 「ああ、ありがとう。咲夜さんの紅茶は美味しいから」 「○○も腕は悪くはないけどね。精進すればまだまだ伸びるわ」 と、またしても視線が絡む。 今度は○○から咲夜に口づけをする。 「……んっ」 彼女の吐息はまるで最高級の紅茶のような香りがした。 しかしそのなごりを楽しむ猶予もなくパチュリーの睨む視線に気づく 「きゃあぁぁあああっ!?」 今度は咲夜だけが声をあげる。 ○○はまたか、という顔だしパチュリーは未だ○○と咲夜を睨んでいる。 「……遅いと思ったらやっぱり乳繰り合っていたわけね」 「ちちちち、乳繰り合ってなんか!」 「パチュリー様、いったいどうしたんですか?」 「ああ、魔理沙が来たからもう一杯紅茶を頼むわ。今度は早めにね」 言いたいことをいうとパチュリーは台所を後にするが最後にドアのところで振り向いて忠告をした。 「それと、所かまわずちゅっちゅしてたら色ボケ夫婦にしか見えないわよ」 その忠告に咲夜はまた気落ちしてしまう。 ○○は変わらないが。もう完全に開き直っている。 「あうう……」 ○○が買出しに向かうということで咲夜は必要なものを纏めたメモを読み上げていた。 「と、早急に必要なものはこれくらいね。はい、これメモね」 渡されたメモを受け取る時、○○と咲夜の指が触れる。 少しあかぎれがあるがそれでも柔らかく、細い指が透けるように白い。 またしても視線が絡まる。そうなればやることは一つだ。 「あ、あと、これもお願いね……」 ポケットから新しいメモを取り出す。 ○○はそのメモを覗き込む。 「……す、少しでいいから」 「……少しでいいんですか?」 「……うん、…………んっ」 今回は軽く触れるだけのキス。 これなら誰にも見つかることはないはず……だったのだが扉から顔を覗かせているフランがいた。 声はあげなかったがずざざざっと○○から遠ざかる咲夜。若干涙目なのが潤んだ瞳から分かる。 やれやれとため息をついてフランに○○は近づいた。 「どうしました? 妹様?」 「あ、え、う、うん……○○がお買いもの行くって聞いたからお菓子買ってきてほしかったの」 「分かりました。いつものでいいですか?」 「うん、いいよ。……○○と咲夜、ちゅーしてたの?」 「はい、そうですよ」 もはや隠す気もない○○。 フランはほにゃっと可愛らしい表情になった。 「いーなー。私もちゅっちゅしたいー」 「そのうち誰か妹様を好きになってくれる人が現れますよ」 「そうかな?」 「そうです」 「早く会えるといいなー。私だけのひと」 そのまま機嫌良く、スキップしながら去っていくフラン。 ○○はヘナヘナと崩れ落ちていた咲夜に手を差し出し、起こしてあげた。 「はぁ……どうしてこう……」 「それじゃ今後いっさい口づけしないことにします?」 その言葉を聞いた咲夜は見る見るうちに不安げな顔になっていく。 今にも泣きそうな咲夜を見て、慌てて○○は取り消す言葉を口にする。 「じょ、冗談ですよ」 「……言っていいことと悪いことがあるわ」 膨れっ面で腰に手を当てて可愛らしいスネかたをする咲夜であった。 「それじゃ行ってきます」 「気をつけてね」 「分かりました」 門まで見送りに来てもらい○○は扉に手をかけるがキョロキョロと辺りを見渡し誰もいないことを確かめると不意打ちで咲夜の唇を奪う。 「きゃっ」 「油断してましたね」 そしてもはやお約束。お手洗いから帰ってきた美鈴と鉢合わせする。 いきなり姿が消えたかと思うと咲夜は美鈴にナイフを突き付けていた。 「いいいい、いきなり何するんですかぁ!?」 「いい? 今会ったことは忘れるのよ。いいかしら?」 「わわわ、分かりました!」 解放され息をつく美鈴。 「そんなに恥ずかしいのならしなければいいのに」 「それじゃ我慢できないんだよ。俺も咲夜さんも」 「ひゃーラブラブですねー。羨ましいです」 「それじゃもう一回みせてあげようか?」 「はいっ!」 「えっ!? ちょっ!」 咲夜に近づき顎をくいと持ち上げ上向きにさせるとじっと瞳を見つめる。 咲夜は顔を赤くして目を閉じると○○のキスを今か今かと待ちわびる。 ○○は顎からすっと手を離し門を開ける。美鈴と咲夜はぽかーんと間の抜けた顔をしていた。 「ふふっ、ああいうものは何度も見せるものじゃないんです。だからさっきのでお終い」 「なっ! き、期待させておいてそれはないでしょ!!」 「咲夜さん! 励むのです!! ○○さんがメロメロになるまで励むんです!」 「ええ! 貴女に言われるのは癪だけど!」 二人のやり取りにくすっと笑うと○○は里に向けて歩き出した。 「……ところで励むってのは……よ、夜の営みのことかしら……?」 「え? もうそこまでいったんですか!」 「わー!! く、口が滑っただけよー! こ、これも忘れなさい!!」 みなの話を聞いてレミリアはため息をついた。 「まったく、あの二人はしょうがないわね。暇さえあればちゅっちゅちゅっちゅして」 「で、どうするの? レミィ」 「決まってるでしょう? 二人を引き離して私が○○を『異議ありです!!』咲夜っ!?」 ドカーンとけたたましい音を立てて扉を開け咲夜が乗り込んでくる。 「いきなりなんでそんな展開になるんですか!」 「いいじゃないの! 咲夜のものは私のもの、私のものは私のものなのよ!」 「どこのガキ大将のセリフですか!」 結局いつものやりとりが始まる。 レミリアも○○のことが気にいっていたのだが、咲夜に先を越されてしまったため何かと理由をつけ○○を奪おうとする。 もはや日常じみた二人の口喧嘩に他のメンバーは静観する。ヒートアップしてきた二人はだんだんマズいことを口走る。 「だいたいその胸はなによ! 詰め物まで入れてまで大きく見せたいの!? ああ、そうでもなきゃ○○が振り向く訳ないわよねぇ」(そこまでよ!) 「これは自前です! ○○が弄ってくれたおかげで詰めなくてもよくなったんです!! それよりお嬢様みたいな幼児体型じゃ彼を満足させることなんてできません!」(そこまでっていってるでしょ!) 「ふん、味わってみなければこの身体の良さは解らないわ! むしろ幼女じゃなきゃ欲情できなくさせてあげるわ!」(ちょっと聞いてるの!) 「おっぱいって触ってくれる人がいないと邪魔なだけですよね」 「肩こりの原因の一つですしね」 二人を止めようと息巻くパチュリーと何処かズレた話を始める美鈴と小悪魔。 そんな中ドアを開けてフランが中を覗き込む。 「やっぱりみんなここにいたんだ。またいつもの喧嘩?」 「あ、妹様。何か御用ですか?」 「うん。○○がおやつ作ったからどうですか、だって」 「それじゃ二人は放っておいてお茶にしましょうか」 「ほらパチュリー様も行きましょう」 「は、離してっ! 私は秩序を守るのよーっ!!」 この言い争いは明け方まで続いていく…… 「ふぅ、お嬢様にも困ったものだわ……」 「あはは」 ○○は睦み合った後にこうして布団の中で話を聞く。主に咲夜が淡々と愚痴を零すのだが○○は嫌な顔一つしない。 それが彼女のストレス発散になっているのだし、聞いてあげることで少しでも負担が軽くなればいいと思っているからでもある。 「ごめんね……毎回愚痴ばっかりで」 「いいですよ。それで咲夜さんの気が晴れるなら」 「……そういうとこ、好きよ。甘えたくなるじゃない」 胸に顔をすりよせ微笑む。○○はすっと手を伸ばして何もつけてない胸をつんと指で突く。 大きくはないが柔らかく張りのある乳房がぷるんと揺れる。 「やんっ。えっち」 「だって咲夜さんが可愛いから」 「褒めてもなにも出ないわよ」 胸板に顔を埋めて上気した顔でほう、と息をつく。 「○○、愛してるわ」 「俺もです」 「眠るまで顔見つめていていい?」 「いいですよ」 「それじゃおやすみ……いい夢を」 しばらくして彼女の重みと温もりに包まれてすうすうと寝息を立てる○○を見つめ、何度か起こさぬようにキスをして咲夜も眠りにつく。 この二人にさすがお嬢様のグングニルも割り込むことはできないようだ。 新ろだ100 ───────────────────────────────────────────────────────────